WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 5 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値 実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

13725

曜日指定専用依頼書

ヘムサイト 造血器腫瘍遺伝子パネル検査

8D026-9957-098-966

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開栓厳禁複数検体

【腫瘍部】EDTA加血液
7

または

 

骨髄液
1~2

または

未染スライド
20枚(5μm厚)

または

 

組織
100mg

および

【正常部】口腔粘膜

または

 

 

89

 

指定容器 

22

 

30

 

指定容器 

22

 

95

 

指定容器 

55

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

冷蔵

 

 

冷蔵

次世代シークエンス法

44000

D006-19

遺染

12~22日

項目
コード
検査項目

13725

曜日指定専用依頼書

ヘムサイト 造血器腫瘍遺伝子パネル検査

8D026-9957-098-966

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8D026-9957-098-966

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

開栓厳禁複数検体

【腫瘍部】EDTA加血液
7

または

 

骨髄液
1~2

または

未染スライド
20枚(5μm厚)

または

 

組織
100mg

および

【正常部】口腔粘膜

または

 

 

89

 

指定容器 

22

 

30

 

指定容器 

22

 

95

 

指定容器 

55

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

冷蔵

 

 

冷蔵

 

冷蔵

 

 

冷蔵

次世代シークエンス法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

44000

D006-19

遺染

12~22日

備考

項目

  • 受付曜日:月~金曜日(休日とその前日は受付不可)
  • チャート参照:「ヘムサイト 造血器腫瘍遺伝子パネル検査」保険適用疾患

依頼

  • 本検査は事前の手続きが必要となります。営業担当者から改めてご説明いたします。
  • ヘムサイトポータルより『検体委託依頼書』を印刷し、ご利用ください。
  • 検体2種類(腫瘍部と正常部)および『検体委託依頼書』の全てに、事前にお配りしているバーコードを貼付してご提出ください。

検体

  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
  • 【腫瘍部】と【正常部】の2検体を必ず併せてご提出ください。【正常部】検体は【腫瘍部】検体の保存温度に合わせて、2検体同一包装でご提出ください。
  • 1切片当たり組織面積20mm2以上の場合の枚数です。組織面積20mm2未満の場合は、組織体積が2mm3以上になるように枚数と厚さを調整してご提出ください。
  • ホルマリン固定検体は、固定条件によって核酸の断片化が著しく、解析不能となる場合があります(日本病理学会「ゲノム診療用病理組織検体取扱い規程」では、固定は10%中性緩衝ホルマリン溶液を使用し、6~48時間以内などを推奨)。
  • 腫瘍細胞含有率が20%未満の場合はマクロダイセクションの実施を推奨します。その際は腫瘍細胞含有率が20%以上になるように、未染スライドの裏面から腫瘍部分を囲うようにマーキングしてください。
  • 口腔粘膜の採取方法
    1. 食物・母乳などの影響を取り除くため、口腔内を水で十分にすすいでください。
    2. スワブ(綿棒)を用いて右側および左側の頬内側を10~15回擦過してください。
    3. 採取後、直ちにスワブを1時間ほど風乾し、滅菌容器に入れてください。
    飲食または授乳後は、30分程度経過してから採取してください。採取後のスワブは、乾いた状態で滅菌容器に入れるようにしてください。
  • 1~2mm以上伸びた爪を5指以上から切ってご提出ください。

報告

  • 解析結果はヘムサイトポータル上でご確認可能です(所要日数:11~21日)。

参考

  • 検体の取り扱いについては、大塚製薬株式会社「検体準備について」をご参照ください。

「遺伝子関連検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]「遺伝子解析検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
    [ご参考]「弊社の倫理方針」(チャート参照)を掲載しています。
  • 本検査は「*18」へ再委託をいたします.

診療報酬

  • 保険名称:がんゲノムプロファイリング検査/造血器腫瘍又は類縁疾患ゲノムプロファイリング検査
  • 実施料:44000
  • 診療報酬区分:D006-19
  • 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 固形腫瘍の腫瘍細胞又は血液を検体とし、100以上のがん関連遺伝子の変異等を検出するがんゲノムプロファイリング検査に用いる医療機器等として薬事承認又は認証を得ている次世代シーケンシングを用いて、包括的なゲノムプロファイルの取得を行う場合に、検体提出時に患者1人につき1回(以下のイの場合については、血液を検体とする検査を含めて2回)に限り算定できる。ただし、血液を検体とする場合については、以下に掲げる場合にのみ算定できる。

  • ア 医学的な理由により、固形腫瘍の腫瘍細胞を検体としてがんゲノムプロファイリング検査を行うことが困難な場合。この際、固形腫瘍の腫瘍細胞を検体とした検査が実施困難である医学的な理由を診療録及び診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。
  • イ 固形腫瘍の腫瘍細胞を検体として実施したがんゲノムプロファイリング検査において、包括的なゲノムプロファイルの結果を得られなかった場合。この際、その旨を診療録及び診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。


■ 標準治療がない固形がん患者又は局所進行若しくは転移が認められ標準治療が終了となった固形がん患者(終了が見込まれる者を含む。)であって、関連学会の化学療法に関するガイドライン等に基づき、全身状態及び臓器機能等から、当該検査施行後に化学療法の適応となる可能性が高いと主治医が判断した者に対して実施する場合に限り算定できる。

■ がんゲノムプロファイルの解析により得られる遺伝子のシークエンスデータ(FASTQ又はBAM)、解析データ(VCF、XML又はYAML)及び臨床情報等を、患者の同意に基づき、保険医療機関又は検査会社等からがんゲノム情報管理センター(C-CAT)に提出すること。この際、当該データの提出及び二次利用について、患者に対して書面を用いて説明し、同意の有無について診療録及び管理簿等に記載すること。なお、これらの手続きに当たっては、個人情報の保護に係る諸法令を遵守すること。

■ C-CATへのデータ提出又はデータの二次利用に係る同意が得られない場合であっても、当該検査を実施し、算定することができる。その際には同意が得られなかった旨を診療録及び管理簿に記載すること。

■ 医療関係団体が定める「インフォームド・コンセント手順書」を遵守し、患者からの同意取得について適切な手続きを確保すること。

■ 「注2」に係る規定は、固形腫瘍の腫瘍細胞又は血液を検体とし、100以上のがん関連遺伝子の変異等を検出するがんゲノムプロファイリング検査に用いる医療機器等として薬事承認又は認証を得ている次世代シーケンシングを用いて、次に掲げる抗悪性腫瘍剤による治療法の選択を目的とした検査を実施した際に併せて取得している包括的なゲノムプロファイルの結果を、標準治療後(終了が見込まれる場合も含む。)にエキスパートパネルで検討を行った上で、治療方針等について文書を用いて患者に説明することにより、「B011-5」に掲げるがんゲノムプロファイリング評価提供料を算定する場合に適用する。なお、この場合には(2)から(5)までを満たすこと。この際、診療報酬明細書の摘要欄に、包括的なゲノムプロファイルの結果を併せて取得した検査の実施日を記載すること。
  • ア 肺癌におけるEGFR遺伝子検査、ROS1融合遺伝子検査、ALK融合遺伝子検査、RAS遺伝子検査、HER2遺伝子検査
  • イ 大腸癌におけるRAS遺伝子検査、HER2遺伝子検査、BRAF遺伝子検査
  • ウ 乳癌におけるHER2遺伝子検査
  • エ 固形癌におけるマイクロサテライト不安定性検査
  • オ 肺癌におけるMETex14遺伝子検査
  • カ 悪性黒色腫におけるBRAF遺伝子検査
  • キ 固形癌におけるNTRK融合遺伝子検査、腫瘍遺伝子変異量検査、RET融合遺伝子検査
  • ク 胆道癌におけるFGFR2融合遺伝子検査
  • ケ 卵巣癌又は前立腺癌におけるBRCA1遺伝子及びBRCA2遺伝子検査
  • コ 乳癌におけるAKT1遺伝子変異検査、PIK3CA遺伝子変異検査、PTEN遺伝子変異検査


■ がんゲノムプロファイリング評価提供料は、固形がん患者について、「D006-19」がんゲノムプロファイリング検査を行った場合であって、得られた包括的なゲノムプロファイルの結果を医学的に解釈するための多職種(がん薬物療法に関する専門的な知識及び技能を有する医師、遺伝医学に関する専門的な知識及び技能を有する医師、遺伝カウンセリング技術を有する者等。以下同じ。)による検討会(エキスパートパネル。以下同じ。)で検討を行った上で、治療方針等について文書を用いて患者に説明した場合に患者1人につき1回に限り算定する。また、造血器腫瘍又は類縁疾患患者について、造血器腫瘍又は類縁疾患のゲノムプロファイリング検査を行った場合であって、得られた包括的なゲノムプロファイルの結果を医学的に解釈するための多職種による検討会で検討を行った上で、治療方針等について文書を用いて患者に説明した場合に造血器腫瘍又は類縁疾患の同一疾患につき1回に限り算定する。

■ 造血器腫瘍又は類縁疾患ゲノムプロファイリング検査は、造血器腫瘍の腫瘍細胞、血液、骨髄液又は体腔液を検体とし、100以上のがん関連遺伝子の変異等を検出するゲノムプロファイリング検査に用いる医療機器等として薬事承認又は認証を得ている次世代シーケンシングを用いて、包括的なゲノムプロファイルの取得を行う場合に、本区分のがんゲノムプロファイリング検査を準用して算定する。なお、この場合には(3)から(5)までを満たすこと。また、本検査は下記のいずれかに該当する場合、検体提出時に造血器腫瘍又は類縁疾患の同一疾患につき1回のみ算定できる。下記のうち、イ、エ、オに該当するものについては、その医療上の必要性について診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。
  • ア 初発時に算定できるもの
    • 1 急性骨髄性白血病
    • 2 急性リンパ性白血病
    • 3 骨髄異形成症候群
    • 4 骨髄増殖性腫瘍及びその類縁腫瘍
    • 5 組織球及び樹状細胞腫瘍
  • イ 従来の方法による検索が行えない又は他の造血器腫瘍又は類縁疾患と鑑別が困難な場合において、初発時に算定できるもの
    • 1 アグレッシブB細胞非ホジキンリンパ腫
    • 2 インドレントB細胞非ホジキンリンパ腫
    • 3 T細胞非ホジキンリンパ腫
    • 4 NK細胞非ホジキンリンパ腫
    • 5 多発性骨髄腫
  • ウ 再発又は難治時に算定できるもの
    • 1 急性骨髄性白血病
  • エ 従来の方法による検索が行えない又は他の造血器腫瘍又は類縁疾患と鑑別が困難な場合において、再発又は難治時に算定できるもの
    • 1 フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病
    • 2 インドレントB細胞非ホジキンリンパ腫
    • 3 T細胞非ホジキンリンパ腫
    • 4 NK細胞非ホジキンリンパ腫
  • オ 病期を問わず算定できるもの(既存の検査及び病理診断等で確定診断に至らず、治療方針の決定が困難な場合に限る。)
    • 1 原因不明の著しい血球減少

医療関係団体が定める「インフォームド・コンセント手順書」を遵守し、患者からの同意取得について適切な手続きを確保する必要があります。
造血器腫瘍の腫瘍細胞、血液、骨髄液又は体腔液を検体とし、100以上のがん関連遺伝子の変異等を検出するゲノムプロファイリング検査に用いる医療機器等として薬事承認または認証を得ている次世代シーケンシングを用いて、包括的なゲノムプロファイルの取得を行う場合に算定できます。
ゲノムプロファイリング検査を行い、得られた包括的なゲノムプロファイルの結果について、当該検査結果を医学的に解釈するための多職種(がん薬物療法に関する専門的な知識および技能を有する医師、遺伝医学に関する専門的な知識および技能を有する医師、遺伝カウンセリング技術を有する者等)による検討会(エキスパートパネル)での検討を経た上で患者に提供し、治療方針等について文書を用いて患者に説明した場合に患者1人につき1回に限り、がんゲノムプロファイリング評価提供料として12000点が算定できます。

チャート

「ヘムサイト 造血器腫瘍遺伝子パネル検査」保険適用疾患

容器

容器番号89:遺伝子検査用容器

  • 採取量: 7mL
  • 添加剤: EDTA-2Na
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 遺伝子検査

容器番号22:骨髄液保存容器

  • 採取量: 下記のとおり
  • 添加剤: 保存液 2mL
    (RPMI1640,子牛血清)
  • 保管方法:冷蔵/凍結
  • 有効期間:外袋表示
  • 主な検査項目: 染色体検査
    (採取量0.5mL),
    遺伝子検査
    (各検査項目の要項に記載)

容器番号30:遺伝子検査用標本スライド容器

  • 採取量: -
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 癌関連遺伝子検査,
    肺癌 ALK融合遺伝子解析

容器番号95:口腔粘膜採取容器

  • 採取量: -
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:外袋表示
  • 主な検査項目: ヘムサイト 造血器腫瘍遺伝子パネル検査

容器番号55:感染症遺伝子増幅検査用容器

  • 容量: 15mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 結核菌群核酸同定,
    MAC核酸同定

参考文献

Fukuhara, S. et al.: Cancer Science 113, 2763, 2022.

検査項目解説

臨床的意義

造血器腫瘍または類縁疾患を対象とした遺伝子パネル検査である。

 本検査は、造血器腫瘍または類縁疾患を対象とした遺伝子パネル検査である。末梢血、骨髄液、組織または体腔液検体より抽出したDNAおよびRNAを用いて塩基配列情報を取得し、造血器腫瘍関連遺伝子変異の包括的なゲノムプロファイルを取得することを目的としている。

 本検査は、がんゲノム医療中核拠点病院、がんゲノム医療拠点病院、がんゲノム医療連携病院で実施することが可能である。

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

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