WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00460 |
7染色体 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2477 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00460 |
7染色体 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
2477 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
備考
項目
- 受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)
依頼
- 『染色体検査依頼書[血液疾患 染色体検査・その他]』をご利用ください。
検体
- コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
「染色体検査」分野共通の特記事項
- [お願い]「染色体検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
「血液疾患染色体検査・その他」中分類共通の特記事項
- その他の材料でご提出の場合は、記載の所要日数以内にご報告できない場合がありますのでご了承ください。
- 胸水、腹水は、15mLまたは50mLの滅菌チューブにてご提出ください。
- 組織は、リンパ節・組織保存容器(容器番号78)にてご提出ください。
- カルノア固定液は、1.5mLまたは2mLの容器に入れ、その容器を15mL滅菌チューブに入れてご提出ください。
診療報酬
- 保険名称:染色体検査(全ての費用を含む。)/FISH法を用いた場合
- 実施料:2477
- 診療報酬区分:D006-5 1
- 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査
患者1人につき1回に限り算定できます。ただし、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫または多発性骨髄腫の診断の目的で行った場合に、診断の確定までの間に3回まで算定できます。
容器
容器番号10:ヘパリン容器
- 採取量: 4mL・9mL
- 添加剤: ヘパリンNa
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: アミノ酸分析,
微量金属,
染色体検査
容器番号22:骨髄液保存容器
- 採取量: 下記のとおり
- 添加剤:
保存液 2mL
(RPMI1640,子牛血清) - 保管方法:冷蔵/凍結
- 有効期間:外袋表示
- 主な検査項目: 染色体検査
(採取量0.5mL),
遺伝子検査
(各検査項目の要項に記載)
参考文献
Johnson, E. J. et al.: Blood 87, 3579, 1996.
検査項目解説
臨床的意義
AMLやMDSで高頻度に認められる7番染色体の欠失を、FISH法で調べる検査である。
ヒト第7番染色体の欠失で生じる7モノソミーは、急性骨髄性白血病(acute myeloid leukemia:AML)や骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndrome:MDS)に高頻度に認められ、白血病発症過程に重要な役割を果たすと推定される数的異常である。
本異常を有する症例は好中球機能障害による重症感染症を惹起しやすく、一般に予後不良とされている。また、二次性白血病(治療関連白血病:TRL)におけるアルキル化剤や放射線治療の既往、あるいは再生不良性貧血に対するG-CSF(顆粒球コロニー刺激因子)投与などに起因する白血病発症との関連が示唆されている。
本検査は、FISH法により7番染色体の欠失を同定するものである。
【陽性を示す疾患】
骨髄異形成症候群,急性骨髄性白血病
関連疾患
C92.0.3:急性骨髄性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
D46.9.1:骨髄異形成症候群 → D37-D48:その他の腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.