WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
07930 |
ATM [11q22.3欠失解析]del(11q22.3) : ATM8B417-0000-019-841 8B417-0000-046-841 8B417-0000-099-841 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2477 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
07930 |
ATM [11q22.3欠失解析]del(11q22.3) : ATM8B417-0000-019-841 8B417-0000-046-841 8B417-0000-099-841 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
2477 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
備考
項目
- 受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)
依頼
- 『染色体検査依頼書[血液疾患 染色体検査・その他]』をご利用ください。
検体
- コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
「染色体検査」分野共通の特記事項
- [お願い]「染色体検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
「血液疾患染色体検査・その他」中分類共通の特記事項
- その他の材料でご提出の場合は、記載の所要日数以内にご報告できない場合がありますのでご了承ください。
- 胸水、腹水は、15mLまたは50mLの滅菌チューブにてご提出ください。
- 組織は、リンパ節・組織保存容器(容器番号78)にてご提出ください。
- カルノア固定液は、1.5mLまたは2mLの容器に入れ、その容器を15mL滅菌チューブに入れてご提出ください。
診療報酬
- 保険名称:染色体検査(全ての費用を含む。)/FISH法を用いた場合
- 実施料:2477
- 診療報酬区分:D006-5 1
- 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査
患者1人につき1回に限り算定できます。ただし、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫または多発性骨髄腫の診断の目的で行った場合に、診断の確定までの間に3回まで算定できます。
容器
容器番号10:ヘパリン容器
- 採取量: 4mL・9mL
- 添加剤: ヘパリンNa
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: アミノ酸分析,
微量金属,
染色体検査
容器番号22:骨髄液保存容器
- 採取量: 下記のとおり
- 添加剤:
保存液 2mL
(RPMI1640,子牛血清) - 保管方法:冷蔵/凍結
- 有効期間:外袋表示
- 主な検査項目: 染色体検査
(採取量0.5mL),
遺伝子検査
(各検査項目の要項に記載)
参考文献
Dohner, H. et al.: Blood 89, 2516, 1997.
検査項目解説
臨床的意義
CLLにみられる11番染色体の欠失をFISH法により調べる検査である。
慢性リンパ性白血病(chronic lymphocytic leukemia:CLL)とは、末梢血や骨髄のBリンパ球が増殖する疾患である。CLLは、増殖期細胞が少なく一般的な染色体検査では異常が検出されにくいが、FISHのように特定の部位を検出する検査では80 %程度に異常が検出されるといわれている。
ATM遺伝子は、11番染色体長腕(11q22.3)に座位し、DNAの修復や細胞周期の制御に関わっている遺伝子である。CLLにおいて、18 %が11q欠失であり、13q欠失に次いで頻度が高い遺伝子であるといわれている。11q欠失は、若年層に多いとともに、進行が早く予後が悪いことが明らかとなっている。
本検査は、FISH法を用いて(11q22.3)の欠失解析をする検査であり、治療方針の選択に有用と考えられている。
【陽性を示す疾患】
慢性リンパ性白血病
関連疾患
C91.1.1:慢性リンパ性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.