WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00530

赤血球像hemogram

2A160-0000-019-310

2A160-0000-034-310

EDTA加血液
2

または

血液塗抹標本
3枚

13

 

20

冷蔵凍結不可

 

常温

目視法(鏡検)

2~3日

項目
コード
検査項目

00530

赤血球像hemogram

2A160-0000-019-310

2A160-0000-034-310

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
EDTA加血液
2

または

血液塗抹標本
3枚

13

 

20

冷蔵凍結不可

 

常温

目視法(鏡検)
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

2~3日

備考

項目

  • チャート参照:「白血球像」「赤血球像」検査の留意点

チャート

「白血球像」「赤血球像」検査の留意点

容器

容器番号13:血液学容器

  • 採取量: 2mL・3mL・4mL
  • 添加剤: EDTA-2K
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
    血液像,
    血液型,
    直接クームス試験,
    遺伝子検査

容器番号20:プレパラート

  • 容量: -
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血液像,細胞診

参考文献

丹羽欣正: Med. Technol.(別冊染色法のすべて), 202, 1988.

検査項目解説

臨床的意義

赤血球の形態異常から、血液疾患の病態を鑑別する検査である。

 赤血球像は、末梢血液塗沫標本により、赤血球の大きさ、形態、染色性、封入物などを観察する検査である。各種貧血や、髄外造血などの血液疾患、寄生虫の有無などを評価できる。

 赤血球数やヘマトクリット、ヘモグロビン濃度から赤血球恒数が算出されるが、あくまで平均値であり、大小不同や形態異常は分からない。実際に検鏡することで、具体的な病態に迫ることができる。

 例えば赤血球が破壊される病態では、破砕赤血球がよくみられる。高度の貧血では赤血球の大小不同がみられ、赤芽球が末梢血に出現する。赤血球の膜異常ではウニのような形態異常が、球状赤血球症では中央のくぼみがない特徴的な形態が認められる。鉛中毒では封入体が、マラリアやフィラリアなど寄生虫疾患では、まれではあるが虫体が検出される場合もある。

 このように赤血球像は、貧血や多血症が認められた場合、必ず行うべき基本的な検査と位置付けられる。

【異常を示す疾患】

鉄欠乏性貧血巨赤芽球性貧血遺伝性球状赤血球症遺伝性楕円赤血球症溶血性貧血

関連疾患

D55-D59:溶血性貧血 D55-D59:溶血性貧血
D50.9.2:鉄欠乏性貧血 D50-D53:栄養性・出血性貧血
D53.1.1:巨赤芽球性貧血 D50-D53:栄養性・出血性貧血
D58.0:遺伝性球状赤血球症 D55-D59:溶血性貧血
D58.1:遺伝性楕円赤血球症 D55-D59:溶血性貧血
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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