WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
04169 |
骨髄液塗抹標本 ペルオキシダーゼ染色peroxidase stain2A230-0000-049-615 |
|
20 |
常温 |
DAB法 | 各60加算 D005 14注 血液 |
2~4日 |
項目 コード |
検査項目 |
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04169 |
骨髄液塗抹標本 ペルオキシダーゼ染色peroxidase stain2A230-0000-049-615 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
20 |
常温 |
DAB法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
各60加算 D005 14注 血液 |
2~4日 |
備考
検体
- 「ペルオキシダーゼ染色」および「エステラーゼ染色」は、メタノール固定をしますと染色不良となりますので、ご注意ください。
診療報酬
- 保険名称:血液形態・機能検査/骨髄像+特殊染色加算
- 実施料:各60加算
- 診療報酬区分:D005 14注
- 判断料区分:血液学的検査
特殊染色を併せて行った場合は、特殊染色加算として、特殊染色ごとにそれぞれ60点を所定点数に加算できます。
容器
容器番号20:プレパラート
- 容量: -
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血液像,細胞診
参考文献
亀井喜恵子: Med. Technol.(別冊染色法のすべて), 213, 1988.
検査項目解説
臨床的意義
血液または骨髄塗抹標本を用いてペルオキシダーゼ染色を行う検査である。顆粒球・単球系細胞は陽性となり、急性白血病の病型分類に必須である。
ペルオキシダーゼ(peroxidase:POD)は、H2O2の存在下で酸化反応を触媒する酵素である。血液細胞では骨髄系細胞(顆粒球、単球系)に存在し、リンパ球系細胞や他の細胞には存在しないため、両者の鑑別を目的としてペルオキシダーゼ染色が行われる。
ペルオキシダーゼ染色は、FAB分類において急性白血病の病型分類に必須の検査である。骨髄標本のうち、芽球のペルオキシダーゼ染色陽性率が3 %未満の場合を急性リンパ性白血病(acute lymphoblastic leukemia:ALL)、3 %以上ではM0、M5aおよびM7を除く急性骨髄性白血病(acute myeloid leukemia:AML)と診断される。
さらに詳しい鑑別には、エステラーゼ染色やモノクローナル抗体による細胞表面マーカーの検索を行う。
【異常を示す疾患】
急性リンパ性白血病,急性骨髄性白血病
関連疾患
C91.0.16:急性リンパ性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C92.0.3:急性骨髄性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.