WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 10 月 1 日時点の情報です。
| 項目 コード | 検査項目 | 採取量(mL) 遠心提出量(mL) | 容器 | 安定性 保存 方法 | 検査方法 | 基準値 (単位) | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 | 所要日数 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 05266 | マイコバクテリウム・カンサシ核酸同定 | 単独検体 
 | 指定容器 55 | 
 冷蔵 | リアルタイムPCR法 | 3~9日 | 
| 項目 コード | 検査項目 | 
|---|---|
| 05266 | マイコバクテリウム・カンサシ核酸同定 | 
| 採取量(mL) 遠心提出量(mL) | 容器 | 安定性 保存 方法 | 検査方法 | 
|---|---|---|---|
| 単独検体 
 | 指定容器 55 | 
 冷蔵 | リアルタイムPCR法 | 
| 基準値 (単位) | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 | 所要 日数 | 
|---|---|---|
| 3~9日 | 
備考
検査項目解説
臨床的意義
非結核性抗酸菌の一種で非結核性抗酸菌症の起因菌であるMycobacterium kansasiiのDNAを同定する検査である。
 マイコバクテリウム・カンサシ(Mycobacterium kansasii)は、非結核性抗酸菌の一種で非結核性抗酸菌症の起因菌である。国内の感染菌種はMycobacterium avium complexが約80 %を占め、次いで本菌種が約10 %を占めている。人への感染経路は不明であるが、非結核性抗酸菌は水や土壌中の環境中に広く常在している常在菌で、ヒトからヒトへの感染は否定されている。
 本菌による非結核性抗酸菌症は唯一、化学療法が著効することが知られている。自覚症状は血痰、咳嗽、発熱などがあり精査により本疾患と判明するが、感染初期では自覚症状がなく健診で胸部の異常陰影を指摘され発見される場合も珍しくない。肺の病態としては空洞形成が多いとされる。男女比は約8:2と男性に多く年齢的には20代から90代まで広く分布する。治療に推奨される薬剤はクラリスロマイシン、エタンブトール、リファンピシン、ストレプトマイシン、カナマイシンなどであり、治療期間は少なくとも1年を考慮すべきである。
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

