WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

05266

マイコバクテリウム・カンサシ核酸同定

単独検体

呼吸器系材料

指定容器 

55

 

冷蔵

リアルタイムPCR法

3~9日

項目
コード
検査項目

05266

マイコバクテリウム・カンサシ核酸同定

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

単独検体

呼吸器系材料

指定容器 

55

 

冷蔵

リアルタイムPCR法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

3~9日

備考

検体

  • 必ず遺伝子検査の専用検体としてご提出ください(同一検体で病原体核酸検査以外の項目との重複依頼は避けてください)。

「微生物学検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]微生物学検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください(項目に依頼書の指定があるものを除く)。また、注意事項がありますので、「微生物学検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
    喀痰をご提出の場合は、「喀痰の品質評価について」(チャート参照)をご参照ください。
    検査の報告表記については、「塗抹検査の報告表記」(チャート参照)、「培養同定検査の報告表記」(チャート参照)をご参照ください。

容器

容器番号55:感染症遺伝子増幅検査用容器

  • 容量: 15mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 結核菌群核酸同定,
    MAC核酸同定

検査項目解説

臨床的意義

非結核性抗酸菌の一種で非結核性抗酸菌症の起因菌であるMycobacterium kansasiiのDNAを同定する検査である。

 マイコバクテリウム・カンサシ(Mycobacterium kansasii)は、非結核性抗酸菌の一種で非結核性抗酸菌症の起因菌である。国内の感染菌種はMycobacterium avium complexが約80 %を占め、次いで本菌種が約10 %を占めている。人への感染経路は不明であるが、非結核性抗酸菌は水や土壌中の環境中に広く常在している常在菌で、ヒトからヒトへの感染は否定されている。

 本菌による非結核性抗酸菌症は唯一、化学療法が著効することが知られている。自覚症状は血痰、咳嗽、発熱などがあり精査により本疾患と判明するが、感染初期では自覚症状がなく健診で胸部の異常陰影を指摘され発見される場合も珍しくない。肺の病態としては空洞形成が多いとされる。男女比は約8:2と男性に多く年齢的には20代から90代まで広く分布する。治療に推奨される薬剤はクラリスロマイシン、エタンブトール、リファンピシン、ストレプトマイシン、カナマイシンなどであり、治療期間は少なくとも1年を考慮すべきである。

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

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