WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
49009 |
T-SPOT.TB [抗酸菌検査] |
開栓厳禁
|
10 |
54時間 常温 |
ELISPOT(Enzyme LinkedImmunospot)法 | 陰性 |
593 D015 30 免疫 |
3~4日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
49009 |
T-SPOT.TB [抗酸菌検査] |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
開栓厳禁
|
10 |
54時間 常温 |
ELISPOT(Enzyme LinkedImmunospot)法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
陰性 |
593 D015 30 免疫 |
3~4日 |
備考
項目
- 健診などでまとまった数の検査をご希望の場合は、あらかじめご依頼予定日を営業担当者にご連絡ください。
- 日曜日、月曜日が連休となる場合は受託できません。
依頼
- 依頼書に採血日時をご記入ください。
検体
- 採血後、規定時間内(54時間以内)に検査を実施する必要があります。
- 必ず指定容器を用いて、規定量(9mL)をご提出ください。検査に十分な細胞(末梢血単核球)数が得られない場合は、検査不能となる場合があります。
- コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
報告
- パネルA(ESAT-6)およびパネルB(CFP10)のスポット数を含めご報告します。
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:血漿蛋白免疫学的検査/結核菌特異的インターフェロン-γ産生能
- 実施料:593
- 診療報酬区分:D015 30
- 判断料区分:免疫学的検査
診察または画像診断等により結核感染が強く疑われる患者を対象として測定した場合のみ算定できます。
容器
容器番号10:ヘパリン容器
- 採取量: 4mL・9mL
- 添加剤: ヘパリンNa
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: アミノ酸分析,
微量金属,
染色体検査
参考文献
原田登之, 他: モダンメディア 54, (5), 148, 2008.
検査項目解説
臨床的意義
末梢血を用いて結核菌感染と感染既往を調べる検査である。クォンティフェロン(R)(QFT)と同じくBCGの影響を受けない。
結核の診断には胸部レントゲン撮影、ツベルクリン反応が知られるが、前者は被曝の危険がある。後者はBCG接種で陽性となり、検査を繰り返すことで反応が強まる欠点がある。一方、喀痰を用いた塗抹・培養やPCRなどの核酸検査は、菌は排出されていないが感染が持続している症例の診断には十分でない。
そこで結核感染者が持つ結核菌に対する免疫応答を利用した検査として、IGRA検査(interferon-γ releasing test)が行われる。
IGRAは、患者から採取した末梢血に結核菌に特異的な抗原を混ぜ、リンパ球がインターフェロンγ(IFN-γ)を産生した場合に感染ありと判定する検査で、クォンティフェロン(R)(QFT)とT-SPOT.TB(R)が実用化されている。いずれもすぐに加療を要する活動性病変だけでなく、過去に感染し陳旧化した事例でも陽性になり得るため、病状判定には臨床所見など総合的な視点が必要である。
QFTは、結核菌特異抗原の刺激により産生されたIFN-γ量を測定するが、T-SPOT.TB(R)ではELISPOT法を用いてIFN-γ陽性細胞数をカウントする。
【陽性を示す疾患】
結核
関連疾患
A15-A19:結核 → A15-A19:結核
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.