WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
13160 |
結核菌群リファンピシン(RFP)/イソニアジド(INH)耐性遺伝子同時検出6B627-0000-061-862 |
単独検体開栓厳禁
|
指定容器
55 |
7日 冷蔵 |
リアルタイムPCR法 | リファンピシン耐性遺伝子 検出せず |
963 D023 22 微生 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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13160 |
結核菌群リファンピシン(RFP)/イソニアジド(INH)耐性遺伝子同時検出6B627-0000-061-862 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
単独検体開栓厳禁
|
指定容器
55 |
7日 冷蔵 |
リアルタイムPCR法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
リファンピシン耐性遺伝子 検出せず |
963 D023 22 微生 |
2~3日 |
備考
依頼
- 『総合検査依頼書』をご利用ください。
検体
- 喀痰以外の材料は全て不適です。
- 必ず遺伝子検査の専用検体としてご提出ください(同一検体で病原体核酸検査以外の項目との重複依頼は避けてください)。
- コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
- NALC処理済みの喀痰(必要量:0.6mL)も検査可能です。ご依頼の際は、依頼書にコメントを付記願います。
診療報酬
- 保険名称:微生物核酸同定・定量検査/結核菌群リファンピシン耐性遺伝子及びイソニアジド耐性遺伝子同時検出
- 実施料:963
- 診療報酬区分:D023 22
- 判断料区分:微生物学的検査
塗抹検査またはその他の検査所見で結核菌感染の診断が確定した患者を対象として、薬剤耐性結核菌感染を疑う場合に算定できます。
容器
容器番号55:感染症遺伝子増幅検査用容器
- 容量: 15mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 結核菌群核酸同定,
MAC核酸同定
参考文献
Aono, A. et al.: Tuberculosis 134, 102199, 2022.
検査項目解説
臨床的意義
結核の治療薬であるリファンピシンおよびイソニアジドの薬剤耐性を検出する検査である。
リファンピシン(RFP)およびイソニアジド(INH)は結核の標準治療における主要な抗結核薬である。しかし、これらの薬剤に耐性を持つ結核菌が増加し問題となっている。
RFPおよびINHの薬剤感受性検査は、培養法による表現型試験や、薬剤の耐性に関連する遺伝子の変異を検出する遺伝子型試験が行われている。表現型試験は標準法だが、結果判明までに長期間を要する。一方、遺伝子型試験は結果判明までの期間が短いものの、これまで薬剤別に行われてきていた。
結核菌のRFP耐性にはrpoB遺伝子の変異が、INH耐性には主にkatG遺伝子およびinhA遺伝子の変異が関与している。
本検査は、喀痰を検体としてリアルタイムPCR法により結核菌群rpoB遺伝子、katG遺伝子およびinhA遺伝子中の変異を検出する。培養法による感受性検査と比較して検査の所要日数が短いことに加え、標準治療における主要2薬剤の耐性関連遺伝子の変異を同時に検出する。治療開始前後にかかわらず、薬剤耐性結核菌の感染を疑う場合、薬剤選択の早期適正化が可能になるなど迅速な治療方針決定に有用である。
【陽性を示す疾患】
結核
関連疾患
A16.9.1:結核 → A15-A19:結核
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.