WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00609

尿中一般物質定性半定量検査 ウロビリノーゲン定性urobilinogen, qualitative [urine]

1A040-0000-001-901

1A040-0000-001-901

尿
10
尿
10

25

66
遮光

冷蔵

冷蔵

試験紙法

(±)

1~2日

項目
コード
検査項目

00609

尿中一般物質定性半定量検査 ウロビリノーゲン定性urobilinogen, qualitative [urine]

1A040-0000-001-901

1A040-0000-001-901

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
尿
10
尿
10

25

66
遮光

冷蔵

冷蔵

試験紙法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

(±)

1~2日

備考

検体

  • 「ウロビリノーゲン定性」、「ビリルビン定性」のご依頼がある場合は、遮光(容器番号66)にてご提出ください。

参考

  • チャート参照:透析管理料の対象項目です。
  • チャート参照:手術前管理料の対象項目です。
  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

「尿検査」中分類共通の特記事項

  • [ご参考]「尿検体の採取方法」(チャート参照)を掲載しています。

容器

容器番号66:遮光容器(尿)

  • 容量: 10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: ポルフィリン関連,
    ビリルビン定性,
    ウロビリノーゲン定性

容器番号25:尿一般容器

  • 容量: 10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 尿一般検査

参考文献

今井宣子, 他: 機器・試薬 8, 97, 1985.
島田 勇, 他: 機器・試薬 9, 959, 1986.
太子 馨, 松岡 瑛: 検査と技術 18, 1451, 1990.
伊藤機一, 野崎 司: 日本臨牀 57, (増), 45, 1999.

検査項目解説

臨床的意義

ビリルビンの代謝産物を測定する検査である。健常者では通常は(±)を示し肝疾患や溶血性貧血で陽性になる。

 尿中へのウロビリノーゲンの排泄は、その一連の生成過程である赤血球の崩壊により放出されたヘモグロビンをもとにした間接型ビリルビンの産生や、肝臓における直接型ビリルビンへの代謝、胆道から腸管へのビリルビンの排出、腸内細菌によるビリルビンからウロビリノーゲンへの代謝、腸管からのウロビリノーゲン吸収、門脈血からウロビリノーゲンの肝細胞への取り込み、腎臓からウロビリノーゲンの排泄などの諸因子に影響される。

 直接型ビリルビンが腸に達すると、腸内細菌により脱抱合、還元されてウロビリノーゲンとなる。ウロビリノーゲンの2割程度は腸管から再吸収されて、肝臓にもどり大部分は再びビリルビンとなるが、その一部は大循環にも出て腎臓より尿中に排泄される(腸肝循環)。

 胆道閉塞がある場合は、ビリルビンが腸に排泄されないため、ウロビリノーゲンは生成されず、尿中ウロビリノーゲンは低下する。肝実質障害時には胆汁中へ排泄されなかった多量のウロビリノーゲンが大循環中にたまり、尿中ウロビリノーゲンが増加する。

 赤血球破壊亢進のあるときにはビリルビン生成が増加するため尿中ウロビリノーゲンも増量する。

【陽性を示す疾患】

溶血性貧血肝疾患

関連疾患

D55-D59:溶血性貧血 D55-D59:溶血性貧血
K70-K77:肝疾患 K70-K77:肝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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