WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00638 |
尿中一般物質定性半定量検査 潜血反応occult blood reaction [urine]1A100-0000-001-911 1A100-0000-001-911 |
|
25 66 |
冷蔵 冷蔵 |
試験紙法 | (-) |
1~2日 |
項目 コード |
検査項目 |
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00638 |
尿中一般物質定性半定量検査 潜血反応occult blood reaction [urine]1A100-0000-001-911 1A100-0000-001-911 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
25 66 |
冷蔵 冷蔵 |
試験紙法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
(-) |
1~2日 |
備考
容器
容器番号25:尿一般容器
- 容量: 10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 尿一般検査
容器番号66:遮光容器(尿)
- 容量: 10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: ポルフィリン関連,
ビリルビン定性,
ウロビリノーゲン定性
参考文献
今井宣子, 他: 機器・試薬 8, 97, 1985.
島田 勇, 他: 機器・試薬 9, 959, 1986.
太子 馨, 松岡 瑛: 検査と技術 18, 1451, 1990.
伊藤機一, 野崎 司: 日本臨牀 57, (増), 45, 1999.
検査項目解説
臨床的意義
尿中への血液混入を判定する検査である。尿路系の炎症、結石、腫瘍や糸球体腎炎で陽性となる。
尿中に赤血球が多量に認められる場合を血尿といい、血色素が認められるものを血色素尿という。肉眼で明らかに赤~赤褐色尿が認められることを肉眼的血尿という。また、肉眼的には認められず潜血反応によって検出される場合を顕微鏡的血尿という。血色素尿は遠沈した上清が鮮紅色を呈していることで血尿と区別される。
沈渣で毎視野に赤血球5個以上の血尿を認めるにもかかわらず、試験紙法(定性)で陰性の場合には、アスコルビン酸(ビタミンC)などの還元剤含有による偽陰性か、赤血球の膜異常、試験紙の劣化などを考慮する。逆に赤血球を認めないにもかかわらず陽性の場合は、筋の挫傷や激しい運動後のミオグロビン尿も考慮する。
尿潜血は、慢性腎炎や泌尿器系腫瘍・結石・溶血性疾患のスクリーニング検査として広く用いられる。
しかし、偽陰性を避けるため採尿前数時間は激しい運動を控え、陽性ならば尿沈渣で確認すべきである。また、女性では月経血混入の可能性を念頭におく。
【陽性を示す疾患】
横紋筋融解,急性腎炎症候群,糸球体疾患,慢性腎炎症候群,腎結石症,尿管結石症
関連疾患
M62.8.1:横紋筋融解 → M60-M63:筋疾患
N00:急性腎炎症候群 → N00-N08:糸球体疾患
N00-N08:糸球体疾患 → N00-N08:糸球体疾患
N03.9.2:慢性腎炎症候群 → N00-N08:糸球体疾患
N20.0.3:腎結石症 → N20-N23:腎・尿路結石
N20.1.1:尿管結石症 → N20-N23:腎・尿路結石
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.