WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

12612

呼吸器病原体マルチスクリーニングrespiratory pathogens multi-screening

6B653-0000-064-961

単独検体開栓厳禁

鼻咽頭ぬぐい液

指定容器 

91

 

マイクロアレイ法

検出せず

1350

D023 23

微生

2~3日

項目
コード
検査項目

12612

呼吸器病原体マルチスクリーニングrespiratory pathogens multi-screening

6B653-0000-064-961

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

単独検体開栓厳禁

鼻咽頭ぬぐい液

指定容器 

91

 

マイクロアレイ法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

検出せず

1350

D023 23

微生

2~3日

備考

項目

  • チャート参照:「呼吸器病原体マルチスクリーニング」検出可能な病原体

検体

  • 必ず専用検体としてご提出ください。
  • 冷蔵保管はしないでください。
  • SARS-CoV-2感染および感染を強く疑う患者検体は、カテゴリーBの三重梱包でご提出ください。三重梱包の資材は、貴施設にてご用意ください。
  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。

診療報酬

  • 保険名称:微生物核酸同定・定量検査/ウイルス・細菌核酸多項目同時検出(SARS-CoV-2核酸検出を含む。)
  • 実施料:1350
  • 診療報酬区分:D023 23
  • 判断料区分:微生物学的検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ ウイルス・細菌核酸多項目同時検出(SARS-CoV-2核酸検出を含む。)

  • ア 「23」のウイルス・細菌核酸多項目同時検出(SARS-CoV-2核酸検出を含む。)は、COVID-19が疑われる患者であって、医学的に多項目の病原微生物の検索の必要性が高いと考えられる患者に対し、マイクロアレイ法(定性)により、鼻咽頭拭い液中のインフルエンザウイルス、コロナウイルス、パラインフルエンザウイルス、ヒトメタニューモウイルス、アデノウイルス、RSウイルス、ヒトライノウイルス/エンテロウイルス、マイコプラズマ・ニューモニエ、クラミジア・ニューモニエ、百日咳菌、パラ百日咳菌及びSARS-CoV-2の核酸検出を同時に行った場合、一連の治療につき1回に限り算定する。この場合において、本検査が必要と判断した医学的根拠を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。
  • イ 採取した検体を、検体採取を行った保険医療機関以外の施設へ輸送し検査を委託により実施する場合は、国立感染症研究所が作成した「感染性物質の輸送規則に関するガイダンス2013-2014版」に記載されたカテゴリーBの感染性物質の規定に従うこと。
  • ウ 本検査を実施した場合、「D012」感染症免疫学的検査の「28」SARS-CoV-2抗原定性、「50」SARS-CoV-2・インフルエンザウイルス抗原同時検出定性、「59」SARS-CoV-2・RSウイルス抗原同時検出定性、「59」SARS-CoV-2・インフルエンザウイルス・RSウイルス抗原同時検出定性、「61」SARS-CoV-2抗原定量、本区分の「19」SARS-CoV-2核酸検出、SARS-CoV-2・インフルエンザ核酸同時検出、SARS-CoV-2・RSウイルス核酸同時検出、SARS-CoV-2・インフルエンザ・RSウイルス核酸同時検出、「22」ウイルス・細菌核酸多項目同時検出(SARS-CoV-2核酸検出を含まないもの)及び(32)のウに規定する検査については、別に算定できない。

COVID-19が疑われる患者であって、医学的に多項目の病原微生物の検索の必要性が高いと考えられる患者に対し、検査を行った場合に、一連の治療につき1回に限り算定できます。この場合において、本検査が必要と判断した医学的根拠を診療報酬明細書の摘要欄に記載する必要があります。また、採取した検体を、検体採取を行った保険医療機関以外の施設へ輸送し検査を委託により実施する場合は、国立感染症研究所が作成した「感染性物質の輸送規則に関するガイダンス2013-2014版」に記載されたカテゴリーBの感染性物質の規定に従う必要があります。

チャート

「呼吸器病原体マルチスクリーニング」検出可能な病原体

容器

容器番号91:呼吸器マルチ検査用容器

  • 採取量: -
  • 添加剤: ハンクス平衡塩類,
    HEPES緩衝液他
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器表示
  • 主な検査項目: 呼吸器病原体マルチ
    スクリーニング

参考文献

Creager, HM. et al.: J. Clin. Virol. 129, 104538, 2020.

検査項目解説

臨床的意義

呼吸器感染症をもたらす12種22項目のウイルス・細菌をマイクロアレイ法を用いて網羅的かつ迅速に調べる検査である。

 2019年より、SARS-CoV-2に起因する肺炎(COVID-19)とその死亡例の急増が世界的な問題となっている。SARS-CoV-2を含む多くの呼吸器病原体が惹き起こす感染症は、その初期症状が風邪やインフルエンザと類似する症状を呈するため、これらとCOVID-19を区別することは困難と考えられている。

 本検査では、COVID-19、インフルエンザ、その他の呼吸器感染症など、鑑別の難しい呼吸器感染症の病原体12種22項目(SARS-CoV-2を含む)を、マイクロアレイ法を用いて網羅的かつ迅速に検査する。COVID-19が疑われる場合、本検査にてその病原体を早期に同定することは、適切な診断や治療に有用である。

 本検査で検出可能な病原体は、アデノウイルス、風邪コロナウイルス(229E,HKU1,NL63,OC43)、SARS-CoV-2、ヒトメタニューモウイルス、インフルエンザウイルス(A,AH1,AH1-2009,AH3,B)、パラインフルエンザウイルス(PIV1,PIV2,PIV3,PIV4)、RSウイルス、ヒトライノウイルス/エンテロウイルス、パラ百日咳菌、百日咳菌、クラミジア・ニューモニエ、マイコプラズマ・ニューモニエである。なお、風邪コロナウイルス,インフルエンザウイルス,パラインフルエンザウイルスは検出された型を報告し、インフルエンザウイルスAH1-2009は、AH1として報告する。

フリーワード検索

複数ワードはスペース区切り:
ページトップへ

記載内容について