WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 12 月 2 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
05112 |
15染色体 |
開栓厳禁
|
10 |
冷蔵 |
FISH法 | 2477 D006-5 1 遺染 |
8~10日 |
項目 コード |
検査項目 |
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05112 |
15染色体 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
開栓厳禁
|
10 |
冷蔵 |
FISH法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
2477 D006-5 1 遺染 |
8~10日 |
備考
項目
- 受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)
- 倫理的な配慮が必要な項目です。
依頼
- 『遺伝学的検査依頼書【先天異常 染色体検査】』をご利用ください。
検体
- コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。
「染色体検査」分野共通の特記事項
- [お願い]「染色体検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
「先天異常染色体検査」中分類共通の特記事項
- 検査に当たり、被検者へ十分な説明を行ってください。被検者ご自身の承諾が文書で得られた場合にのみ、検査を受託します。依頼書の被検者名は匿名化など個人情報保護へのご配慮をお願いします。また、必要に応じて検査前後の被検者への十分なカウンセリングを併せてお願いします。
診療報酬
- 保険名称:染色体検査(全ての費用を含む。)/FISH法を用いた場合
- 実施料:2477
- 診療報酬区分:D006-5 1
- 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査
患者1人につき1回に限り算定できます。ただし、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫または多発性骨髄腫の診断の目的で行った場合に、診断の確定までの間に3回まで算定できます。
容器
容器番号10:ヘパリン容器
- 採取量: 4mL・9mL
- 添加剤: ヘパリンNa
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: アミノ酸分析,
微量金属,
染色体検査
参考文献
Kuwano, A. et al.: Hum. Mol. Genet. 1, 417, 1992.
検査項目解説
臨床的意義
Prader-Willi症候群に認められる15番染色体の微細欠失を、FISH法で調べる検査である。
プラダー・ウィリ症候群(Prader-Willi syndrome:PWS)は、新生児期・乳児期の顕著な筋緊張低下、幼児期からの過食に起因する肥満、発達遅滞、皮膚低色素症、性器低形成、低身長小肢端症、特徴的顔貌などを特徴とする疾患である。発生頻度は約1/10,000といわれている。
本症の発症の原因として、全体の約70 %が父方由来の15q11-13領域欠失によるとされ、25 %が母性片親性ダイソミーによるものと考えられている。責任遺伝子はAngelman症候群のものと近接している。
PWSの発症に関わる領域は、SNRPN遺伝子(small nuclear ribonucleoprotein N)であることが明らかになっている。本検査は、この領域を認識するプローブを用いたFISH法により微細欠失の検出を行うものである。
さらに、欠失の大きさを判定する目的で、D15S11あるいはGABRB3領域のプローブを用いた検索も可能である。
【陽性を示す疾患】
プラダー・ウィリー症候群
関連疾患
Q87.1.11:プラダー・ウィリー症候群 → Q80-Q89:その他先天性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.