WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00910 |
プロラクチン |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
CLIA | ng/mL M 3.58~12.78 |
98 D008 6 生Ⅱ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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00910 |
プロラクチン |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
CLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/mL M 3.58~12.78 |
98 D008 6 生Ⅱ |
2~3日 |
備考
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:内分泌学的検査/プロラクチン(PRL)
- 実施料:98
- 診療報酬区分:D008 6
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
岩佐 武, 他: 産婦人科治療 87, 243, 2003.
検査項目解説
臨床的意義
下垂体前葉から分泌され乳腺に作用する乳汁分泌ホルモンである。性腺機能低下症や乳汁漏出無月経症候群の診断に用いられる。
プロラクチン(PRL)は、脳下垂体前葉から分泌されるアミノ酸198個からなるペプチドホルモンで、視床下部由来のプロラクチン分泌促進因子(PRF)と分泌抑制因子(PIF)によって調節されている。PIFによる抑制の方が優位であり、主要なPIFはドーパミンである。
臨床的にPRL値が問題となるのは、高プロラクチン血症で、男女比1:8と女性に多い。その原因として、プロラクチン産生腫瘍であるプロラクチノーマが最も多いといわれている。
高プロラクチン血症の典型的な臨床症状としては、性腺機能低下症と乳汁漏出無月経症候群(GAS)がある。前者は男女ともに発症し、その原因は主に性腺刺激ホルモン放出ホルモン(LH-RH)の分泌抑制によるもので、男性では性欲減退やインポテンツ、さらにまれではあるが女性化乳房も来す。女性では乳汁漏出とともに90 %以上に月経異常が起こり、不妊の原因となる。
【高値を示す疾患】
視床下部腫瘍,高プロラクチン血症,原発性甲状腺機能低下症
【低値を示す疾患】
下垂体機能低下症,シーハン症候群
関連疾患
E03.9.2:原発性甲状腺機能低下症 → E00-E07:甲状腺疾患
D43.0.4:視床下部腫瘍 → D37-D48:その他の腫瘍
E22.1.6:高プロラクチン血症 → E20-E35:その他の内分泌疾患
E23.0.13:下垂体機能低下症 → E20-E35:その他の内分泌疾患
E23.0.9:シーハン症候群 → E20-E35:その他の内分泌疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.