WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00910

プロラクチン
(PRL)prolactin

4A020-0000-023-051

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

ng/mL

M 3.58~12.78
F 6.12~30.54

98

D008 6

生Ⅱ

2~3日

項目
コード
検査項目

00910

プロラクチン
(PRL)prolactin

4A020-0000-023-051

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

ng/mL

M 3.58~12.78
F 6.12~30.54

98

D008 6

生Ⅱ

2~3日

備考

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:内分泌学的検査/プロラクチン(PRL)
  • 実施料:98
  • 診療報酬区分:D008 6
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 各種ホルモンの日内変動検査は、内分泌学的検査の該当する項目の測定回数により算定するが、その回数については妥当適切な範囲であること。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

岩佐 武, 他: 産婦人科治療 87, 243, 2003.

検査項目解説

臨床的意義

下垂体前葉から分泌され乳腺に作用する乳汁分泌ホルモンである。性腺機能低下症や乳汁漏出無月経症候群の診断に用いられる。

 プロラクチン(PRL)は、脳下垂体前葉から分泌されるアミノ酸198個からなるペプチドホルモンで、視床下部由来のプロラクチン分泌促進因子(PRF)と分泌抑制因子(PIF)によって調節されている。PIFによる抑制の方が優位であり、主要なPIFはドーパミンである。

 臨床的にPRL値が問題となるのは、高プロラクチン血症で、男女比1:8と女性に多い。その原因として、プロラクチン産生腫瘍であるプロラクチノーマが最も多いといわれている。

 高プロラクチン血症の典型的な臨床症状としては、性腺機能低下症と乳汁漏出無月経症候群(GAS)がある。前者は男女ともに発症し、その原因は主に性腺刺激ホルモン放出ホルモン(LH-RH)の分泌抑制によるもので、男性では性欲減退やインポテンツ、さらにまれではあるが女性化乳房も来す。女性では乳汁漏出とともに90 %以上に月経異常が起こり、不妊の原因となる。

【高値を示す疾患】

視床下部腫瘍高プロラクチン血症原発性甲状腺機能低下症

【低値を示す疾患】

下垂体機能低下症シーハン症候群

関連疾患

E03.9.2:原発性甲状腺機能低下症 E00-E07:甲状腺疾患
D43.0.4:視床下部腫瘍 D37-D48:その他の腫瘍
E22.1.6:高プロラクチン血症 E20-E35:その他の内分泌疾患
E23.0.13:下垂体機能低下症 E20-E35:その他の内分泌疾患
E23.0.9:シーハン症候群 E20-E35:その他の内分泌疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

フリーワード検索

複数ワードはスペース区切り:
ページトップへ

記載内容について