WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 12 月 2 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

07585

B細胞表面免疫グロブリン Sm-Ig λ(ラムダ)鎖
(Sm-Ig)B cell surface immunoglobulin-lambda chain

5I026-0000-019-662

EDTA加血液
3

13

常温

フローサイトメトリー法

1~10 %
8~204 /μL

155

D016 1

免疫

2~3日

項目
コード
検査項目

07585

B細胞表面免疫グロブリン Sm-Ig λ(ラムダ)鎖
(Sm-Ig)B cell surface immunoglobulin-lambda chain

5I026-0000-019-662

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
EDTA加血液
3

13

常温

フローサイトメトリー法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

1~10 %
8~204 /μL

155

D016 1

免疫

2~3日

備考

項目

  • 受付曜日:月~土曜日

「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。

「細胞形態検査」中分類共通の特記事項

  • 土曜日受付可能な項目も日曜日、月曜日が連休となる場合は受託できません。

診療報酬

  • 保険名称:細胞機能検査/B細胞表面免疫グロブリン
  • 実施料:155
  • 診療報酬区分:D016 1
  • 判断料区分:免疫学的検査

容器

容器番号13:血液学容器

  • 採取量: 2mL・3mL・4mL
  • 添加剤: EDTA-2K
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
    血液像,
    血液型,
    直接クームス試験,
    遺伝子検査

検査項目解説

臨床的意義

B細胞表面の免疫グロブリンのクラスパターンを調べる検査である。モノクロナリティーやB細胞性白血病、リンパ腫の細胞分化度を判定できる。

 B細胞は、その成熟過程において、細胞表面に表現される免疫グロブリン(Sm-Ig)のクラスが変化するクラススイッチングと呼ばれる現象を起こすことが知られている。遺伝子であらかじめプログラムされたステップに従い、μ鎖(IgMの重鎖)にはじまり、IgD、さらにIgGやIgAに分化していく流れが通常の成熟パターンとされている。本検査は、これを利用してB細胞の分化、免疫記憶の状況を調べる。

 単分子の免疫グロブリンは、1対2本の重鎖(γ,α,μ,δ,ε,それぞれIgG,A,M,D,Eに対応)と1対2本の軽鎖(κ,λ)からなり、1つの成熟B細胞には一種類ずつの発現がみられる。免疫グロブリン分子はB細胞のマーカーであると同時にB細胞の分化増殖の受容体としての役割も担っており、形質細胞への分化とともにB細胞の表面からは消失する。

 リンパ性白血病や悪性リンパ腫については、B細胞表面免疫グロブリンの重鎖(H鎖)や軽鎖(L鎖)の型を詳細に検討することで、B細胞のどの成熟段階での単クローン性増殖であるかを推測できる。

 また、原発性免疫不全症候群の診断においては、B細胞表面免疫グロブリンの検索で、どの分化段階の障害かを推定できる。さらに、重症複合型免疫不全症やDiGeorge症候群における細胞移植後のB細胞表面免疫グロブリンのクラス・パターンの変化を知ることは、患者の免疫不全の病態指標として有用である。

【高値を示す疾患】

悪性リンパ腫慢性リンパ性白血病急性リンパ性白血病

【低値を示す疾患】

重症複合免疫不全症

関連疾患

C91.0.16:急性リンパ性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C85.9.2:悪性リンパ腫 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C91.1.1:慢性リンパ性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
D81.9.1:重症複合免疫不全症 D80-D89:免疫機構の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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