検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2018年10月1日時点の情報です。

入力コード 26981  統一コード 4E055 
項目名 ホモバニリン酸(HVA) 〈尿〉
homovanillic acid, urine
実施料
69
判断料区分 生Ⅱ 
健康保険名称  ホモバニリン酸(HVA) 
検査方法
LC-MS/MS
検査材料
酸性蓄尿
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 酸性蓄尿 1
25
冷蔵
報告所要日数
3~4日
基準値  
mg/day

1.6~5.5

臨床的
意義 
ドーパミンの最終代謝産物。カテコールアミンの分泌状態を反映して高値を示す。
   ホモバニリン酸(HVA)はドーパミンとその前駆物質であるドーパの最終代謝産物である。すなわち、尿中HVAは、第一義的にはドーパミン作動神経や副腎等で産生される内因性ドーパミンの量を反映する指標であるといえる。

 一方、ドーパはカテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリンなど)およびメラニンの前駆物質である。したがって、カテコールアミンの代謝産物バニルマンデル酸(VMA)と同時に測定することが、カテコールアミン過剰状態をもれなく診断するうえで有用である。

 HVAはドーパを多く含む食物の摂取やストレスで上昇し、適切な条件下で蓄尿(遮光下で塩酸蓄尿)が行われなければ、分解されて見かけ上低値を示す。一般に尿中HVAは、これらの過剰産生をもたらす病態、すなわち神経芽細胞腫、褐色細胞腫、交感神経節細胞腫等で増加する。またメラニンの前駆体、ドーパが増加する悪性黒色腫でも尿中排泄量が増加する。

 逆にアルツハイマー病やパーキンソン症候群など、中枢神経系でドーパミン作動性神経の活動が抑制される疾患では、尿中排泄量が低下する。
高値を示す病態 
神経芽細胞腫、褐色細胞腫、悪性黒色腫、Sipple症候群
低値を示す病態 
パーキソン症候群、アルツハイマー症候群、ダウン症候群
関連項目 カテコールアミン3分画 〈血漿〉, カテコールアミン3分画 〈尿〉, メタネフリン2分画, バニリルマンデル酸(VMA) 〈尿〉, ドーパミン・総,
備  考

「6mol/L塩酸(6N)約20mL(蓄尿1リットル当り)」または「酸性ユリメジャー・T(関東化学株式会社製)」を加え冷所に蓄尿し、よく混和後、尿量測定の上、所定量をご提出下さい。左記はいずれも市販品です。貴院にて予めご購入下さい。

ホモバニリン酸濃度(mg/L)もご報告致します。

チャート 

カテコールアミンの代謝経路

容  器 
提出容器

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