検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2019年4月1日時点の情報です。

入力コード 01017  統一コード 4D045 
項目名 遊離コルチゾール(非抱合型コルチゾール)
cortisol, free
実施料
130
判断料区分 生Ⅱ 
健康保険名称  コルチゾール 
検査方法
RIA(チューブ固相法)
検査材料
蓄尿
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 蓄尿 2
25
冷蔵
報告所要日数
2~4日
基準値  
μg/day

11.2~80.3

臨床的
意義 
血中コルチゾールの欠点である日内変動を補う検査。一日トルエン蓄尿して尿中排泄量を定量する。
   通常コルチゾールは血中では90%以上が「コルチコステロイド結合蛋白」と結合しており、ほとんどが肝と腎でグルクロン酸抱合体となって尿中に排泄されるが、一部未代謝物として血中遊離型コルチゾールがそのまま排泄される。

 血中コルチゾールは下垂体前葉ホルモンであるACTHの支配を受け、ストレスなどの影響により変動しやすい。尿中コルチゾールもACTHと同様、夜間に低く、早朝に高値になる日内リズムがあるが、一日蓄尿を行うことにより安定した結果を得ることができる。

 クッシング病やクッシング症候群では血中コルチゾールの日内変動が消失するが、尿中遊離コルチゾール値は平均的血中濃度の増加を反映して有意に増加する。また、8mgデキサメサゾン抑制試験において、下垂体腺腫では負荷前に比べ70%以上の減少率を示し過大な抑制がみられるが、副腎癌では抑制が認められない。

 妊婦では、妊娠21~40週において有意な高値を示すが、胎盤から分泌されるACTH様活性物質の関与によるものと考えられている。
高値を示す病態 
クッシング病、クッシング症候群、異所性ACTH産生腫瘍
低値を示す病態 
下垂体性前葉機能低下症、ACTH単独欠損症、アジソン病、急性副腎不全、先天性副腎酵素欠損症、副腎皮質ホルモン投与時
関連項目 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH), コルチゾール, 17-ケトジェニックステロイド・総(17-KGS), 17-ケトジェニックステロイド分画(17-KGS分画), 17-ケトステロイド分画(17-KS分画) 3分画, 17-ケトステロイド分画(17-KS分画) 7分画, デハイドロエピアンドロステロンサルフェート(DHEA-S), コルチゾン, コルチコステロン,
備  考

トルエン1~2mLを加え、冷所に蓄尿し、よく混和し所定量をご提出下さい。

酸性蓄尿は不可。

算定備考

保険請求の際は、「コルチゾール」とご記入下さい。

チャート 

副腎皮質ホルモンの生合成の主要経路とそれに関与する酵素

先天性副腎皮質過形成の検査診断

容  器 
提出容器

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