検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2018年4月2日時点の情報です。
ご注意下さい。

入力コード 09782  統一コード 5F350 
項目名 IgG-HA抗体
hepatitis-A virus antibody
実施料
146
判断料区分 免疫 
健康保険名称  HA抗体 
検査方法
CLIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.3
01
冷蔵
報告所要日数
2~3日
基準値  

陰性(-)

臨床的
意義 
A型肝炎ウイルス感染の既往と病態把握のための検査。初感染の診断には IgM-HA抗体。
   A型肝炎ウイルスは、主として経口感染により感染が成立する。日本国内で発症はまれであるが、東南アジア等、海外の流行地で感染する可能性がある。

 A型肝炎の診断は、もっぱら血中の特異抗体検出をもって行なわれる。A型肝炎ウイルス(HAV)特異抗体の検査としては、

1. IgM-HA抗体
2. IgG-HA抗体

があるが、臨床的に最も重要なのはIgM-HA抗体である。A型肝炎患者血中には、その発症の初期からIgM-HA抗体が出現し、約3~6カ月後に消失する。一方、IgG型抗体はIgM型抗体にやや遅れて1~4週後に陽性化するが、その後も長期間陽性を持続する。ちなみに消化管では分泌型IgA-HA抗体の産生が知られ、糞便中に検出される。

 一般にHAVの感染は急性および一過性であり、HBVやHCVのような持続感染による慢性化は認められない。したがって、肝炎急性期を除けば、血中HA抗体の存在は感染の既往を意味するといってよく、A型肝炎の鑑別診断にはIgM-HA抗体の測定がより確実な手段となる。IgG-HA抗体を測定する主要な意義は、HAVの疫学的検討にあるといえよう。またA型肝炎の予防にはワクチンが存在するが、抗体の有無を知るためにも本検査は有用である。
陽性を示す病態 
A型肝炎ウイルス感染症
IgM-HA抗体:A型肝炎急性期
(抗体価の消長はチャート欄参照)
関連項目 ALP(アルカリフォスファターゼ), γ-GT(γ-GTP)(γ-グルタミルトランスペプチダーゼ), 総ビリルビン(T-BIL), AST(GOT), ALT(GPT), IgM-HA抗体,
算定備考

「HA抗体」、「IgM-HA抗体」を同時に測定した場合、実施料の算定はいずれか一方のみとなります。

保険請求の際は、「HA抗体」とご記入下さい。

ご注意

肝炎ウイルス検査判定基準は【肝炎ウイルス検査判定基準】参照

チャート 

肝炎ウイルス検査判定基準

HA抗体応答パターン

容  器 
提出容器

ページを閉じる