WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

『ウイルス性肝炎』に関連する検査項目

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00009

FAX

AST
(GOT)

3B035

肝障害の病勢指標に用いられる代表的な肝機能検査である。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

1週

冷蔵

JSCC標準化対応法

U/L

10~40

包括17

D007 3

生Ⅰ

1~2日

00010

FAX

ALT
(GPT)

3B045

肝細胞の破壊に伴い血中に逸脱する酵素を測定する検査である。ASTよりも肝臓に特異性が高く、肝障害の病勢指標に用いられる。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

3日

冷蔵

JSCC標準化対応法

U/L

5~45

包括17

D007 3

生Ⅰ

1~2日

20136

FAX

LD(LDH)
(乳酸脱水素酵素)

3B050

多くの組織や臓器に分布する酵素である。貧血、炎症、腫瘍など汎用的なスクリーニング検査として用いられる。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

2日

冷蔵

IFCC標準化対応法(UV)

U/L

124~222

包括11

D007 1

生Ⅰ

1~2日

00015

LAP
(ロイシンアミノペプチダーゼ)

3B135

さまざまな臓器や胆汁中に広く分布する加水分解酵素を測定する検査である。黄疸の鑑別や肝・胆道系疾患の診断、経過観察などに用いられる。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

L-ロイシル-p-ニトロアニリド基質法

U/L

M 45~81
F 37~61

包括11

D007 1

生Ⅰ

1~2日

00013

γ-GT(γ-GTP)
(γ-グルタミルトランスペプチダーゼ)

3B090

肝・胆道系障害のスクリーニングに用いられる検査である。胆汁うっ滞や、アルコール性肝障害、薬剤性肝障害で上昇する。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

JSCC標準化対応法

U/L

M 80 以下
F 30 以下

包括11

D007 1

生Ⅰ

1~2日

00019

アルドラーゼ
(ALD)

3B100

細胞の崩壊や壊死、代謝障害で高値となる解糖系酵素である。組織崩壊をリアルタイムで反映する一方、臓器特異性が低いため補助診断に用いられる。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

3~4日

冷蔵

UV法

IU/L

2.7~5.9

包括11

D007 1

生Ⅰ

1~2日

27629

グアナーゼ

3B125

肝疾患のスクリーニング検査である。肝炎の急性増悪期でASTやALTに先立って上昇し、高値を示す。

血液
2

遠心

血清
0.5

 

 

01

 

 

冷蔵

酵素法

IU/L

0.4~1.1

35

D007 12

生Ⅰ

4~5日

00056

LDHアイソザイム

3B055

LDH高値の際に由来臓器を推定する検査である。サブユニット欠損症では特定のアイソザイムが異常低値になる。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

4日

冷蔵

アガロースゲル電気泳動法

%

48

D007 14

生Ⅰ

2~3日

00034

FAX

血中アンモニア
(NH3)

3C040

劇症肝炎・肝硬変に伴う肝性昏睡の病態把握に必須の検査である。

血液
1

遠心

除蛋白上清
3

05

02

 

 

藤井・奥田変法

μg/dL

30~86
(採血直後測定)

50

D007 16

生Ⅰ

2~3日

00042

リン脂質
(PL)

3F025

血中での脂質の安定化と代謝に重要な役割を果たすリポ蛋白の構成要素である。肝臓・胆道疾患で異常値を示す。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

1週

冷蔵

酵素法

mg/dL

150~280

包括15

D007 2

生Ⅰ

1~2日

00270

総胆汁酸 〈血清〉
(TBA)

3F110

肝細胞で産生され、脂質の消化吸収に関与する肝臓・胆道疾患に特異的なマーカーである。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

酵素法

μmol/L

10.0 以下

47

D007 13

生Ⅰ

1~2日

01853

総胆汁酸 〈胆汁〉
(TBA)

3F110

肝細胞で産生され、脂質の消化吸収に関与する肝臓・胆道疾患に特異的なマーカーである。

 

胆汁
0.5

 

02

4週

冷蔵

酵素法

μmol/mL

47

D007 13

生Ⅰ

2~3日

27813

サイロキシン結合グロブリン
(TBG)

4B045

甲状腺ホルモンを輸送する役割を担うタンパク質である。血中の甲状腺ホルモンの大部分がTBGと結合して存在する。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

01

 

02

 

 

2週

CLEIA

μg/mL

14~31

包括130

D008 17

生Ⅱ

2~5日

04755

肝細胞増殖因子
(HGF)

4Z315

劇症肝炎患者の血中で増加し、非常に強い肝細胞増殖活性を持つタンパク質を測定する検査である。肝炎劇症化の予知と治療開始の指標として用いられる。

血液
1

遠心

血清
0.3

01

02

 

 

EIA

ng/mL

0.39 以下

227

D007 52

生Ⅰ

2~8日

09782

IgG-HA抗体

5F350

A型肝炎ウイルス感染の既往と病態把握のための検査である。初感染の診断にはIgM-HA抗体が有用である。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

陰性(-)
(S/CO) 1.00 未満

包括146

D013 8

免疫

2~3日

09785

IgM-HA抗体

5F350

A型肝炎ウイルス感染の既往と病態把握のための検査である。初感染の診断にはIgM-HA抗体が有用である。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

陰性(-)
(S/CO) 0.80 未満

包括146

D013 8

免疫

2~3日

01391

HBs抗原

5F016

HBV外被の表面抗原である。HBs抗原陽性は現在のウイルスの感染を、抗体陽性は過去の感染既往を意味する。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

IU/mL

陰性(-)
0.05 未満

包括88

D013 3

免疫

2~3日

13043

高感度HBs抗原

5F016

通常のHBs抗原より約10倍高感度とされる検査である。de novo肝炎の診断に有用で、再燃診断で特に有用である。

単独検体開栓厳禁

血液
5

遠心

 

血清
1.2

 

 

 

指定容器 

62

 

 

 

 

冷蔵

CLEIA

IU/mL

陰性(-)
0.005 未満

包括88

D013 3

免疫

3~5日

01530

HBs抗体 《CLIA》

5F016

HBV外被の表面抗原である。HBs抗原陽性は現在のウイルスの感染を、抗体陽性は過去の感染既往を意味する。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

mIU/mL

陰性(-)
10.0 未満

包括88

D013 3

免疫

2~3日

02232

HBe抗原

5F019

HBe抗原はHBVの感染力の指標となる検査である。HBe抗体は病態沈静化の指標だが、変異株の場合はウイルス消失を意味しない。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

陰性(-)
(S/CO) 1.00 未満

包括101

D013 4

免疫

2~3日

02235

HBe抗体

5F019

HBe抗原はHBVの感染力の指標となる検査である。HBe抗体は病態沈静化の指標だが、変異株の場合はウイルス消失を意味しない。

血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

%

陰性(-)
抑制率 50.0 未満

包括101

D013 4

免疫

2~3日

01874

HBc抗体 《凝集法》

5F018

HBVのコア蛋白に対する抗体である。感染早期より出現し長期間陽性を示しキャリアは特に高値となる。IgM-HBc抗体は感染初期のみ出現する。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

PHA

陰性(-)
64 未満
(最低希釈倍率)

包括133

D013 6

免疫

3~5日

08141

HBc抗体 《CLIA》

5F018

HBVのコア蛋白に対する抗体である。感染早期より出現し長期間陽性を示しキャリアは特に高値となる。IgM-HBc抗体は感染初期のみ出現する。

血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

陰性(-)
(S/CO) 1.00 未満

包括133

D013 6

免疫

2~3日

02238

IgM-HBc抗体

5F018

HBVのコア蛋白に対する抗体である。感染早期より出現し長期間陽性を示しキャリアは特に高値となる。IgM-HBc抗体は感染初期のみ出現する。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

陰性(-)
(S/CO) 1.00 未満

包括146

D013 8

免疫

2~3日

26995

HBV-DNA定量
《TaqManPCR法》

5F015

血中のHBVのDNA量を、TaqManPCRで高感度に定量する検査である。特に再燃時検出に有効である。

単独検体開栓厳禁

血液
5

遠心

 

 

血清
2.1

 

 

 

指定容器 

 

97

 

 

 

 

12週

-20℃以下

ロシュ・リアルタイムPCR法

Log IU/mL

定量結果 1.0 未満
(定量下限)

増幅反応シグナル 検出せず

263

D023 4

微生

3~4日

02491

HCV抗体-Ⅱ

5F360

HCV感染のスクリーニングに広く用いられる検査である。第一世代より感度が高く、感染後、早期に陽性となる。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

陰性(-)
(S/CO) 1.00 未満

包括105

D013 5

免疫

2~3日

09788

HCV抗体-Ⅲ

5F360

第二世代のHCV抗体アッセイ系にNS5領域をプラスした検査である。スクリーニング目的での有用性は第二世代とほぼ同等である。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

LPIA

陰性(-)
(C.O.I) 1.0 未満

包括105

D013 5

免疫

2~3日

08896

HCVコア抗原

5F360

HCV抗原を定量する検査である。高感度であり、治療効果のモニタリングに有用である。

血液
2

遠心

血清
0.5

 

 

01

 

 

冷蔵

CLIA

fmol/L

3.0 未満

包括105

D013 5

免疫

2~3日

08937

HCV-RNA定量
《TaqManPCR法》

5F360

リアルタイムPCR法を用いてHCVのRNA量を定量する検査である。検出感度が高く、感染の診断やモニタリングに用いられる。

単独検体開栓厳禁

血液
5

遠心

 

 

血清
2.1

 

 

 

指定容器 

 

97

 

 

 

 

12週

-20℃以下

ロシュ・リアルタイムRT-PCR法

Log IU/mL

定量結果 1.2 未満
(定量下限)

増幅反応シグナル 検出せず

424

D023 15

微生

3~4日

25576

IgA-HEV抗体

5F370

主として獣肉の摂取で経口感染する肝炎ウイルスである。不顕性が多いが、妊婦が感染すると重症化することがある。

血液
1

遠心

血清
0.3

01

02

 

 

EIA

陰性(-)

包括210

D013 10

免疫

3~9日

01141

プレアルブミン

5C010

肝臓で合成されるタンパク質である。半減期が短いため栄養状態および肝臓のタンパク質合成能把握に有用である。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

TIA

mg/dL

22~40

104

D015 12

免疫

2~3日

01168

α1マイクログロブリン 〈血清〉
1M)

5C015

肝細胞由来の低分子タンパク質である。本検査は、高値の場合に早期の腎機能低下を、低値の場合に肝炎の重症度を反映する。尿中濃度は尿細管障害で上昇する。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

LA(ラテックス凝集比濁法)

mg/L

9.1~18.4

132

D015 14

免疫

1~2日

01169

α1マイクログロブリン 〈尿〉
1M)

5C015

肝細胞由来の低分子タンパク質である。本検査は、高値の場合に早期の腎機能低下を、低値の場合に肝炎の重症度を反映する。尿中濃度は尿細管障害で上昇する。

 

尿
1

 

25

3週

冷蔵

LA(ラテックス凝集比濁法)

mg/L

8.3 以下

132

D015 14

免疫

2~3日

00248

トランスフェリン
(Tf)

5C060

主に肝臓で産生され、鉄を運搬するタンパク質である。鉄代謝や造血機能を反映する。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

1週

冷蔵

TIA

mg/dL

190~320

60

D015 7

免疫

1~2日

02921

プロコラーゲンⅢペプチド
(P-Ⅲ-P)

5C130

コラーゲンが生成される際、プロコラーゲンから遊離するペプチドである。肝炎から肝硬変への進行時の肝線維化を示す指標となる。

血液
2

遠心

血清
0.4

 

 

01

 

 

冷蔵

IRMA(チューブ固相法)

U/mL

0.3~0.8

136

D007 37

生Ⅰ

3~6日

00236

IgM

5A020

免疫グロブリンの中で最大の分子量を持ち、感染症で最も早期に増加する抗体である。

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

TIA

mg/dL

M 33~190
F 46~260

38

D015 4

免疫

1~2日

07595

T細胞系 CD4
(HIV-レセプター)

5I070

モノクローナル抗体で検索される、ヘルパーT細胞の表面マーカーである。CD4/8比は免疫活動性の指標である。

EDTA加血液
3

13

常温

フローサイトメトリー法

陽性細胞百分率
29~55 %
陽性細胞絶対数
344~1289 /μL

185

D016 2

免疫

2~3日

27043

可溶性PD-L1
(sPD-L1)

PD-L1は腫瘍細胞に発現しており、PD-1にPD-L1が結合するとT細胞の活性および免疫機能が抑制される。本検査は可溶型を測定する検査である。

血液
1

遠心

 

血清
0.3

01

 

02

 

 

3カ月

-20℃以下

EIA

pg/mL

60.8 以下

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