WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

12748

ミオグロビン 〈尿〉

5C090-0000-001-052

 

 

尿
6

指定容器 

 

73

 

10日

冷蔵

CLEIA

ng/mL

2.0 未満

135

D007 36

生Ⅰ

2~4日

項目
コード
検査項目

12748

ミオグロビン 〈尿〉

5C090-0000-001-052

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

 

 

尿
6

指定容器 

 

73

 

10日

冷蔵

CLEIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

ng/mL

2.0 未満

135

D007 36

生Ⅰ

2~4日

備考

検体

  • 検体は、必ず安定化剤入り専用容器にてご提出ください。

診療報酬

  • 保険名称:血液化学検査/ミオグロビン定量
  • 実施料:135
  • 診療報酬区分:D007 36
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)

「H-FABP」、「ミオグロビン」を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定できます。

容器

容器番号73:尿中ミオグロビン用容器

  • 採取量: 6mL
  • 添加剤: 二亜硫酸ナトリウム,
    プロクリン,
    EDTA-3Na
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器表示
  • 主な検査項目: 尿中ミオグロビン

検査項目解説

臨床的意義

筋肉中へ酸素を取り込むヘム蛋白である。心筋梗塞などにおいて早期に血中へ逸脱する。

 ミオグロビンは、分子量約17,200の筋肉中に存在するヘム蛋白である。ヘモグロビンと同様に酸素と結合し、血液中の酸素を筋肉中に運ぶ機能を持つが、ヘモグロビンよりも酸素親和性が高いために運搬効率がよい。

 ミオグロビンは、心筋や骨格筋などの筋組織の障害で早期より血中に逸脱し、分子量が小さいため、容易に尿中に排泄される。そのため、ミオグロビンは、他の心筋マーカーと比べて増減が速く、急性心筋梗塞では発症後1~3時間で血中で上昇しはじめ、6~10時間程度でピークに達する。

 一方、ミオグロビンは組織特異性が低く、デュシェンヌ型やベッカー型の筋ジストロフィー症や、筋肉注射などでも骨格筋から流出したミオグロビンの影響を受けて高値になる。筋ジストロフィー症では病初期では高値を示すが、進行すると筋肉組織の崩壊により枯渇するため低値となり、病状の進行度との相関は認められない。

 また、多発性筋炎や皮膚筋炎などの多くの筋肉疾患で高値になり、筋変性を生じる甲状腺機能低下症などでも高値を認める。なお、ミオグロビンが尿中へ出た場合、試験紙法で尿潜血は陽性となることがある。

【高値を示す疾患】

甲状腺機能低下症筋ジストロフィー急性心筋梗塞多発性筋炎皮膚筋炎腎不全腎障害狭心症

関連疾患

E03.9.4:甲状腺機能低下症 E00-E07:甲状腺疾患
G71.0.16:筋ジストロフィー G70-G73:神経筋接合部・筋の疾患
I21.9.5:急性心筋梗塞 I20-I25:虚血性心疾患
M33.2.1:多発性筋炎 M30-M36:全身性結合組織疾患
M33.9.1:皮膚筋炎 M30-M36:全身性結合組織疾患
N19.3:腎不全 N17-N19:腎不全
N28.9.5:腎障害 N25-N29:その他の腎・尿管の疾患
I20.9.2:狭心症 I20-I25:虚血性心疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

INFORMATION

※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.

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