検査項目解説検査項目解説

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入力コード 00503  統一コード 2A030 
項目名 ヘモグロビン(Hb)
hemoglobin
実施料
21
判断料区分 血液 
健康保険名称  末梢血液一般検査 
検査方法
SLS-Hb法
検査材料
EDTA加血液
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 EDTA加血液 2
13
冷蔵(凍結不可)
報告所要日数
1~2日
基準値  
g/dL

M 13.5~17.5

F 11.5~15.0

臨床的
意義 
血液中の血色素であるヘモグロビン量を測定する検査。貧血等の血液疾患のスクリーニング検査として用いられる。
   酸素の運搬を担う赤血球中の赤い色素蛋白、ヘモグロビンの血中濃度を意味する。赤血球数、ヘマトクリット等の値とともに貧血のタイプと重症度の診断に用いられる。

 血色素量には個人差があり、一日のうちでも時間的に軽い変動が見られる。一般に、朝食後に高く、夜間睡眠中は低い傾向がある。また、ストレスによる多血症などの生活環境、月経で低値となる性差、高齢者で低くなる加齢などの生理的影響がみられる。

 生活環境では、空気の薄い高地に居住する住民や、長く高地に滞在した者は、標高の低い所にいる住民に比べ血色素量は高い。 また年齢では、新生児は19.5±5g/dLで、その後急速に低下し生後6カ月ごろで12.0g/dL前後となる。5歳位まではこの値で推移し、15歳位まで徐々に増加し、成人とほぼ同じ値になるとともに、男女差が生ずるようになる。男子は21~25歳くらいが最も高く、以後加齢とともに低下傾向がみられる。成年女子では男子より低値を示し、年齢的差異よりも月経量や鉄分の摂取状態などの影響を受けやすい。高齢者では男女とも低値を示し、上記の基準値を下回るにも関わらず、年齢相応にみれば健康的な日常生活を送る人も多い。

 Hbの値と他の血算値により赤血球1個あたりの平均Hb量(MCH)と赤血球1個に含まれる平均Hb濃度(MCHC)を求めることができる。これらは次式により与えられる。
 MCH(pg)=Hb(g/dL)×10/RBC(106/μL)
MCHC(%)=Hb(g/dL)×100/Ht(%)
【薬剤の影響】溶血性貧血や再生不良貧血をきたす薬剤がある。薬剤による溶血は、免疫複合型、ペリニシリン型、自己免疫型に分類できる。再生不良性貧血をきたす薬剤としては、抗菌薬、鎮静剤、化学薬品などが知られている。
高値を示す病態 
真性多血症、二次性多血症、良性多血症、ストレス多血症、高地居住者、脱水
低値を示す病態 
[小球性低色素性貧血]
 鉄欠乏性貧血、無トランスフェリン血症、鉄芽球性貧血

[正球性正色素性貧血]
 再生不良性貧血、発作性血色素尿症、溶血性貧血

[大球性正色素性貧血]
 (巨赤芽球性)葉酸欠乏症、悪性貧血、ビタミンB12欠乏症
 (非巨赤芽球性)肝障害、その他
関連項目 総鉄結合能(TIBC), 不飽和鉄結合能(UIBC), エリスロポエチン(EPO), 赤血球数(RBC), ヘマトクリット(Ht), 網状赤血球数(レチクロ), 赤血球像, 血清鉄(Fe), 白血球数(WBC),
算定備考

実施料は、「末梢血液一般検査」として一連の算定となります。

容  器 
提出容器

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