WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 12 月 2 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
08141 |
HBc抗体 《CLIA》HBc5F018-1430-023-051 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
CLIA | 陰性(-) |
包括130 D013 6 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
08141 |
HBc抗体 《CLIA》HBc5F018-1430-023-051 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
CLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
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陰性(-) |
包括130 D013 6 免疫 |
2~3日 |
備考
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:肝炎ウイルス関連検査/HBc抗体半定量・定量
- 実施料:包括130
- 診療報酬区分:D013 6
- 判断料区分:免疫学的検査
免疫抑制剤の投与や化学療法を行う患者に対して、B型肝炎の再活性化を考慮し、当該治療前に「HBs抗原」、「HBs抗体」、「HBc抗体」を同時に測定した場合は、患者1人につきそれぞれ1回に限り算定できます。
「HBc抗体」、「IgM-HBc抗体」を同時に測定した場合はいずれか一方のみの算定となります。
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
飯田健一, 他: Prog. Med. 22, 1037, 2002.
検査項目解説
臨床的意義
HBVのコア蛋白に対する抗体である。感染早期より出現し長期間陽性を示しキャリアは特に高値となる。IgM-HBc抗体は感染初期のみ出現する。
HBc抗体は、B型肝炎ウイルス(HBV)のコア蛋白に対する抗体である。感染の比較的早期から血中に出現し、年余に渡り血中で検出される。このためHBc抗体陽性だけでHBV感染状態か、感染既往かの鑑別は難しい。一般に感染既往者でHBc抗体の力価は低く、HBVキャリアにおいて高力価を示す。
CLIA法による測定では、S/CO値(S(sample:検体の値)/CO(cut-off値))が10.0を超える場合、高力価としてHBVキャリアの可能性が高いとされている。
一方、凝集法によるHBc抗体の臨床的意義は、CLIA法と同等であり、定量性に優れている。だが感度面ではCLIA法にやや劣るとされる。
HBc抗体は、IgGとIgMを合わせて検出している。急性肝炎では、比較的早期にHBs抗原が陰性化し、HBs抗体が出現する以前よりHBc抗体は検出される。早期の診断に照準を合わせるならば、IgM-HBc抗体が適している。また、HBs抗原を検出し得ない一部の急性B型肝炎や、発症時にすでにHBs抗体が陽性化した劇症肝炎においても高値を示すため、診断的意義が高い。
急性期の診断やウイルス量を把握するためにはHBV-DNA検査が有用である。
【陽性を示す疾患】
B型肝炎
備考
- チャート参照:B型急性肝炎の臨床経過とHBV関連マーカーの動態
関連疾患
B16.9.1:B型肝炎 → B15-B19:ウイルス性肝炎
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.