WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 12 月 2 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
08896 |
HCVコア抗原hepatitis C virus5F360-1500-023-051 |
遠心
|
01 |
冷蔵 |
CLIA | fmol/L 3.0 未満 |
包括102 D013 5 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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08896 |
HCVコア抗原hepatitis C virus5F360-1500-023-051 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
冷蔵 |
CLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
fmol/L 3.0 未満 |
包括102 D013 5 免疫 |
2~3日 |
備考
報告
- 本検査が“定量下限未満”でも、直ちにウイルスの存在は否定できません。
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:肝炎ウイルス関連検査/HCVコア蛋白
- 実施料:包括102
- 診療報酬区分:D013 5
- 判断料区分:免疫学的検査
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
熊田博光, 他: 消化器科 45, (4), 454, 2007.
検査項目解説
臨床的意義
HCV抗原を定量する検査である。高感度であり、治療効果のモニタリングに有用である。
C型肝炎ウイルス(HCV)は、ヒトに慢性の肝障害を引き起こすフラビウイルス科のRNAウイルスである。主な感染経路は輸血をはじめとする血液とされるが、明らかな感染のきっかけが不明の症例も多い。HCVの検査法がなかった1980年代後半まで、輸血による肝炎発症はまれではなかった。
HCVは、急性肝炎を起こす他、ウイルスが排除されない場合は慢性化し、10年以上の長い年月を経て肝硬変から肝細胞癌に進行する。現在本邦でみられる原発性肝癌(肝細胞癌)の多くはC型肝炎ウイルスが原因である。肝癌への進行阻止には、ウイルスの増殖を抑え、排除をはかる必要がある。
治療効果を確認するために、従来はPCR法によるHCV-RNAの定量が行われてきたが、高感度な反面、大量処理ができないためコストがかさみ、頻回に測定することは困難であった。これの解決策がHCVコア抗原である。
本検査は、HCVの抗原タンパク質を直接定量するものである。
【陽性を示す疾患】
C型肝炎
関連疾患
B18.2.1:C型肝炎 → B15-B19:ウイルス性肝炎
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.