WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 7 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

06857

トータルPAI-1
(t-PAI-1)

2B310-0000-022-062

血液
1.8

遠心

 

クエン酸血漿
0.3

15

 

02

 

 

2週

ラテックス凝集法

ng/mL

50 以下

包括240

D006 32

血液

2~5日

項目
コード
検査項目

06857

トータルPAI-1
(t-PAI-1)

2B310-0000-022-062

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1.8

遠心

 

クエン酸血漿
0.3

15

 

02

 

 

2週

ラテックス凝集法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

ng/mL

50 以下

包括240

D006 32

血液

2~5日

備考

検体

  • 必ず血漿分離の上、ご提出ください。
  • 検体提出(容器番号02)は、4mL容器をご使用ください。
  • チャート参照:出血凝固検査において、多項目同時依頼の際の必要血漿量は、[0.40 + (0.10 x 依頼項目数)]mLが目安となります。

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

「出血凝固検査」中分類共通の特記事項

  • クエン酸血漿をご提出の際は、3.2%クエン酸ナトリウム液0.2mL入り容器に血液1.8mLを正確に入れ、全量2.0mLにしてよく混和後、温度設定18℃~25℃、1,500×gで15分以上または2,000×gで10分以上遠心分離し、血漿を凍結してご提出ください。
    [ご参考]「遠心力の換算表」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:出血・凝固検査/tPA・PAI-1複合体
  • 実施料:包括240
  • 診療報酬区分:D006 32
  • 判断料区分:血液学的検査

チャート

多項目同時依頼の血漿量目安(出血凝固検査)

容器

容器番号15:血液凝固検査用容器

  • 採取量: 1.8mL
  • 添加剤: 3.2%クエン酸Na
    0.2mL
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および外袋表示
  • 主な検査項目: 凝固因子活性,
    PT,APTT,FIB,
    AT,血中FDP

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

曽我部万紀, 他: 医学のあゆみ 173, 12, 1995.
Madoiwa, S. et al.: Int. J. Hematol. 84, 398, 2006.

検査項目解説

臨床的意義

プラスミノーゲンアクチベーターと結合して線溶系を抑制する糖タンパクである。血栓症、DICで高値となる。

 PAI-1は、分子量約50,000、アミノ酸379個からなる糖タンパクである。主たる機能は、線溶系の阻害にあり、組織プラスミノーゲンアクチベーター(t-PA)という酵素を阻害することである。t-PAは、活性中心にセリンを持つタンパク質分解酵素(セリンプロテアーゼ)であり、主に血管内皮で産生され、血栓を溶解する主役であるプラスミンの産生を担っている。

 線溶系の暴走は止血障害をもたらすため、これを制御する役割をPAI-1は担っている。PAI-1は、t-PAと特異的に1:1結合し、t-PA・PAI-1複合体を形成することでt-PAを失活させ、線溶系を抑制する。

 PAI-1は血管内皮細胞や脂肪細胞、骨髄巨核球などで産生され、血小板に貯蔵される。

 出血で血小板が活性化されると、PAI-1は血中に放出され、t-PAと不可逆的に結合してt-PAを失活させ、プラスミン生成を抑制することで、アンチプラスミン(α2-PI)とともに線溶系を抑制する。なお、tPAの95 %以上はt-PA・PAI-1複合体になっており、ほとんどが中和されて存在している。

 本検査では、t-PA・PAI-1複合体を含めたPAI-1の総量が測定される。血中でのPAI-1濃度の上昇は線溶活性が低い、つまり血栓ができやすい状態を意味する。

 α2-PIやプラスミノーゲンの血中濃度は、通常ほぼ一定に調節されている。これに対しPAI-1の血中濃度は病態によっては100倍以上と振れ幅が大きいため、敗血症や播種性血管内凝固(DIC)の病勢評価に活用される。

 なお、PAI-1には日内変動があり、早朝は高く、夕方から夜にかけて半分以下に低下するという特徴がある。よって採血時間を一定に保つ(原則として早朝空腹時)とともに、血小板を刺激しないよう血漿分離は注意深く行う。

【高値を示す疾患】

播種性血管内凝固動脈血栓症深部静脈血栓症静脈血栓症肝疾患敗血症2型糖尿病血栓性血小板減少性紫斑病妊娠

関連疾患

A41.9.3:敗血症 A30-A49:細菌性疾患
E11.91:2型糖尿病 E10-E14:糖尿病
M31.1.1:血栓性血小板減少性紫斑病 M30-M36:全身性結合組織疾患
Z33.1:妊娠 Z30-Z39:妊娠による影響
D65.8:播種性血管内凝固 D65-D69:凝固障害
I74.9.4:動脈血栓症 I70-I79:動脈・細動脈・毛細血管の疾患
I80.2.4:深部静脈血栓症 I80-I89:静脈・リンパ管・リンパ節の疾患
I82.9.3:静脈血栓症 I80-I89:静脈・リンパ管・リンパ節の疾患
K70-K77:肝疾患 K70-K77:肝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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