WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00746

NAG

3B330-0000-001-271

 

尿
0.5

 

25

1週

冷蔵

人工基質MPT法

U/L

11.5 以下

41

D001 5

尿便

2~3日

項目
コード
検査項目

00746

NAG

3B330-0000-001-271

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

 

尿
0.5

 

25

1週

冷蔵

人工基質MPT法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

U/L

11.5 以下

41

D001 5

尿便

2~3日

備考

検体

  • pH4.0以下の酸性尿、あるいはpH8.0以上のアルカリ尿では測定値が低下する場合があります。

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:尿中特殊物質定性定量検査/N-アセチルグルコサミニダーゼ(NAG)(尿)
  • 実施料:41
  • 診療報酬区分:D001 5
  • 判断料区分:尿・糞便等検査

容器

容器番号25:尿一般容器

  • 容量: 10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 尿一般検査

参考文献

野戸 章, 他: 臨床病理(特集第56号), 65, 1983.

検査項目解説

臨床的意義

前立腺および腎臓に含まれる加水分解酵素であり、腎移植後の経過観察や上部尿路感染の指標となる検査である。

 NAGは、分子量が112,000~126,000と推定されるライソゾーム中に含まれる加水分解酵素で、非還元性の2-アセトアミド-2-デオキシ-β-D-グルコース残基に作用するグルコシダーゼの一種である。前立腺と腎臓、特に近位尿細管に多く含まれている。NAGの分子量は比較的大きいため、NAGは通常は尿中にはほとんど排泄されない。

 NAGは、腎尿細管や糸球体障害で尿中に出現する。特に、尿細管障害の軽い時期である試験紙法での尿タンパクが陰性の時期から、尿中に逸脱するといわれているため、腎病変の早期発見に有用である。また、鎮痛剤など薬物による腎障害、腎移植後の経過観察や上部尿路感染の指標としても用いられる。

 pH8以上のアルカリ尿、およびpH4以下の酸性尿でNAGは失活し低値になる。

 なお、尿中NAG活性は朝高く、日中から夜間にかけて低くなる傾向がある。そのため、冷暗所に24時間蓄尿するか早朝尿で測定することが望ましい。

【高値を示す疾患】

ネフローゼ症候群糸球体腎炎急性腎不全糖尿病性腎症

関連疾患

N04.9.3:ネフローゼ症候群 N00-N08:糸球体疾患
N05.9.1:糸球体腎炎 N00-N08:糸球体疾患
N17.9.1:急性腎不全 N17-N19:腎不全
E14.2.3:糖尿病性腎症 E10-E14:糖尿病
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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