WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

09936

シスタチンC

3C016-0000-023-062

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

1週

冷蔵

LA(ラテックス凝集比濁法)

mg/L

M 0.61~1.00
F 0.51~0.82

115

D007 30

生Ⅰ

1~2日

項目
コード
検査項目

09936

シスタチンC

3C016-0000-023-062

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

1週

冷蔵

LA(ラテックス凝集比濁法)
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

mg/L

M 0.61~1.00
F 0.51~0.82

115

D007 30

生Ⅰ

1~2日

備考

参考

  • チャート参照:透析管理料の対象項目です。
  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:血液化学検査/シスタチンC
  • 実施料:115
  • 診療報酬区分:D007 30
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)

「尿素窒素(BUN)」または「クレアチニン」により腎機能低下が疑われた場合に、3月に1回に限り算定できます。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

伊藤喜久, 他: 臨床化学 41, (1), 62, 2012.

検査項目解説

臨床的意義

腎糸球体濾過量(GFR)を反映する検査である。筋肉量の影響を受けないため性差が小さい。

 シスタチンCは、分子量13,000の低分子タンパク質のシステインプロテアーゼ(SH基が活性中心にあるタンパク質融解酵素)インヒビターで、ほとんどの体細胞で産生される。主な働きは、生体内の酵素によって引き起こされる細胞・組織の障害を、インヒビター活性で抑制することにある。

 血中シスタチンCは、血中のタンパク質とは結合せず、また、複合体も形成しない性質を持つ。このため、β2マイクログロブリンと同様に、腎糸球体を容易に通り抜け、近位尿細管で再吸収された上、最終的に分解を受ける。糸球体濾過値(GFR)が低下すると、シスタチンCは尿中へ出て行かなくなるため、血中濃度が上昇する。これを利用し、シスタチンC濃度の逆数からGFRを推定することができる。

 シスタチンCには、β2マイクログロブリンのような急相反応性タンパクとしての性質はなく、一定の割合で血中に分泌されている。よって炎症時にも基本的に血中濃度の増加はないとされる。

 また、シスタチンCは、甲状腺機能の影響を受けるが、その明確な機序は不明である。

【高値を示す疾患】

腎障害

関連疾患

N28.9.5:腎障害 N25-N29:その他の腎・尿管の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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