WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
05121 |
グリコアルブミン |
溶血不可
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
酵素法 | % 12.3~16.5 |
55 D007 17 生Ⅰ |
1~2日 |
項目 コード |
検査項目 |
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05121 |
グリコアルブミン |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
溶血不可
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
酵素法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
% 12.3~16.5 |
55 D007 17 生Ⅰ |
1~2日 |
備考
検体
- 溶血検体は不適です。
参考
- チャート参照:透析管理料の対象項目です。
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/グリコアルブミン
- 実施料:55
- 診療報酬区分:D007 17
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」、「グリコアルブミン」または「1,5-アンヒドログルシトール(1,5AG)」は、同一月内に1回に限り主たるもののみ算定できます。
妊娠中の患者、1型糖尿病患者、経口血糖降下薬の投与を開始して6月以内の患者、インスリン治療を開始して6月以内の患者等については、いずれか1項目を月1回に限り別に算定できます。
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
永峰康孝: 医学と薬学 51, 737, 2004.
検査項目解説
臨床的意義
過去1~2週間の血糖コントロール指標となる糖化タンパクである。共存物質や低蛋白血症の影響を受けにくい。
グリコアルブミン(GA)は、グルコースとアルブミンが非酵素的に結合して生成される代表的な糖化タンパクである。
アルブミンの生理的半減期が約17日であることから、血中のグリコアルブミン量は過去1~2週間の平均血糖値を反映する。グリコヘモグロビン(HbA1c)が過去1~2カ月間の平均血糖値を反映するのに対し、より短期間の血糖変動の指標としてGAは開発された。
ヘモグロビン異常症(HbA1cの異常低値で発見されることが多い)では、HbA1cに代わる血糖コントロール指標としてGAは有用である。
GAは、タンパク質の糖化度を総量ではなく%で算出するため、比較的低蛋白血症の影響を受けにくいという特徴がある。そのため、特に透析患者においては、糖尿病性腎症合併患者の血糖コントロール指標としてHbA1cよりも意義が認められる。
また、腎不全に伴う高窒素血症で生じるカルバミル化ヘモグロビンにおいて、HbA1cは見かけ上高値をとるが、GAはその影響を受けない利点を持つ。
【高値を示す疾患】
糖尿病
関連疾患
E14.91:糖尿病 → E10-E14:糖尿病
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.