検査項目解説 掲載内容は、2022 年 5 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01642 |
アセトン 〈血清〉3E060-0000-023-202 |
遠心
|
03 ↓
02 |
15日 凍 |
GC | μg/mL 5 未満 |
4~6日 |
項目 コード |
検査項目 |
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01642 |
アセトン 〈血清〉3E060-0000-023-202 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
03 ↓
02 |
15日 凍 |
GC |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
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μg/mL 5 未満 |
4~6日 |
備考
容器
- 分離剤入り容器は使用しないでください。
基準
- 検出限界未満を基準値とします。
容器
臨床的意義
飢餓・絶食、および糖尿病において、血中・尿中に増加するケトン体。
アセトンはケトン体(アセト酢酸、3-ヒドロキシ酢酸、およびアセトン)を構成する成分の一つである。
アセト酢酸より非酵素的に生成され、インスリンの欠乏および脂肪組織由来脂肪酸の増加によって、肝臓におけるケトン体の生成が亢進する。
このため、飢餓・絶食、および糖尿病性ケトアシドーシスにおいて、血中・尿中のアセトンが増加する。しかしながら、アセトンは気化しやすく、酸・塩基平衡にも影響がないとされる。
また、化学薬品としてのアセトンが吸入等により体内に取り込まれた場合にも高値となる。
【高値を示す病態】
糖尿病(特にケトアシドーシス時)、飢餓、絶食状態、アセトン使用者
参考文献
深掘すみ江, 中明賢二: 労働科学 59, 555, 1983.