WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 有効治療濃度
採血時期
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

01590

トリメタジオン

3L205-0000-023-205

血液
2

遠心

 

血清
0.5

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS

μg/mL

300~500
投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

4~10日

項目
コード
検査項目

01590

トリメタジオン

3L205-0000-023-205

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.5

03

 

02

 

 

4週

LC-MS/MS
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

μg/mL

300~500
投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

4~10日

備考

項目

  • 活性代謝物であるジメタジオンを測定します。

検体

  • 半減期が長いため随時も可能ですが、同一患者では一定時刻に採血することが推奨されています。

算定

  • チャート参照:特定薬剤治療管理料

参考

  • 主な商品名:ミノアレ

「薬毒物検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。

診療報酬

  • 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
  • 実施料:管理料[470]
  • 診療報酬区分:B001 2イ

チャート

特定薬剤治療管理料

容器

容器番号03:汎用容器(分離剤なし)

  • 容量: 5.5mL・9mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 血中薬物濃度
    (血清の場合)

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

検査項目解説

臨床的意義

スクシミド系の抗てんかん剤である。小発作などに用いられる。

1.作用
 トリメタジオンは、フェニトインと対照的な抗けいれん作用を持つ薬剤である。1958年に承認を受け古くから使用されている薬剤である。

 フェニトインでほとんど効能が認められないペンテトラゾールけいれんに対する拮抗作用が強い反面、フェニトインが奏効する最大電撃けいれんには大量に投与しないと効果がみられない。また、脊髄におけるpost-tetanic potentiation(PTP)減少作用もみられない。

 大部分が体内で脱メチル化されて活性代謝物であるジメタジオンに転換される。

 健康成人に600 mgを単回投与した際の体内動態は、Cmax:14 μg/mL、Tmax:0.5時間、T1/2:16時間とされている。

 測定対象物は活性代謝物であるジメタジオンである。また、投与後48時間における尿中排泄率は、トリメタジオンとして0.8 %、ジメタジオンとして1.9 %であったとされる。

2.禁忌
 本剤に対して過敏症の既往歴のある患者、妊婦または妊娠している可能性のある女性、重篤な肝障害・腎障害のある患者、重篤な血液障害のある患者、網膜・視神経障害のある患者には投与しない。

3.採血時期
 次回投与直前(トラフ)。

【主に用いられる疾患】

てんかん

【副作用】

再生不良性貧血筋無力症

関連疾患

G40.9.2:てんかん G40-G47:挿間性・発作性疾患
D61.9.4:再生不良性貧血 D60-D64:その他の貧血
G70.9.1:筋無力症 G70-G73:神経筋接合部・筋の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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