WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

26652

ペランパネル

3L245-0000-022-205

血液
1

遠心

 

EDTA血漿
0.3

14

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

ng/mL

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

項目
コード
検査項目

26652

ペランパネル

3L245-0000-022-205

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

EDTA血漿
0.3

14

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

ng/mL

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

備考

検体

  • 血清も検査可。

算定

  • チャート参照:特定薬剤治療管理料

参考

  • 主な商品名:フィコンパ

「薬毒物検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。

診療報酬

  • 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
  • 実施料:管理料[470]
  • 診療報酬区分:B001 2イ

チャート

特定薬剤治療管理料

容器

容器番号14:内分泌学用容器

  • 採取量: 5.5mL
  • 添加剤: EDTA-2Na
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: レニン,
    サイクリックAMP,
    遺伝子検査

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

花田敬久: 脳21 16, (3), 322, 2013.
Mano, Y. et al.: J. Pharm. Biomed. Ana. 107, 56, 2015.

検査項目解説

臨床的意義

AMPA受容体拮抗剤であり、既存の抗てんかん剤とは異なる作用機序を持つ。

1.作用
 ペランパネルは、選択的AMPA(α-amino-3-hydroxy-5-methyl-4-isoxazolepropionic acid)型グルタミン酸受容体(AMPA受容体)拮抗剤である。既存の抗てんかん剤とは異なる作用機序を持つため、効果が乏しい症例で有効性を示す。2016年に発売が開始された。

 グルタミン酸は、中枢神経シナプスにおいて主要な神経伝達物質の一種であり、その受容体にはいくつかのタイプが存在するが、主にAMPA型受容体はイオンチャネル型グルタミン酸受容体としてシナプス後膜に存在する。

 AMPA受容体はてんかん波や神経細胞間のシグナル伝達などに大きな役割を果たしていると考えられている。本剤はそれらに拮抗し抑制することにより抗てんかん作用を発揮するため、既存の抗てんかん剤の作用機序である神経興奮性抑制および抑制系賦活化効果と異なるメカニズムで効果を発揮する唯一の薬剤である。

 本剤は、てんかん患者の部分発作、他の抗てんかん剤で十分な効果が認められないてんかん患者の部分発作(二次性全般化発作)、強直間代発作に対する抗てんかん剤との併用療法において効果・効能が認められている。

 軽度および中等度の肝機能障害のある患者ではクリアランス機能の低下により代謝が延長する可能性が示唆されているので、血中濃度の測定によるモニタリングは有用と考えられている。

2.禁忌
 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者、重度の肝機能障害のある患者には投与しない。

【主に用いられる疾患】

てんかん

【副作用】

傾眠めまい易刺激性

関連疾患

G40.9.2:てんかん G40-G47:挿間性・発作性疾患
R40.0:傾眠 R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
R42.1:めまい R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
R45.4.1:易刺激性 R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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