検査項目解説 掲載内容は、2022 年 5 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 有効治療濃度 採血時期 |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01597 |
クロルプロマジン3L265-0000-023-205 |
遠心
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03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL 30~350 |
4~6日 |
項目 コード |
検査項目 |
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01597 |
クロルプロマジン3L265-0000-023-205 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/mL 30~350 |
4~6日 |
備考
参考
- 主な商品名:コントミン、クロルプロマジン塩酸塩
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
容器
臨床的意義
統合失調症や双極性障害に用いられる代表的向精神薬。血中濃度の推移には個人差が大きく、血中濃度測定が有用。
1. 作用
クロルプロマジンはフェノチアジン系薬物で、経口投与の場合、腸管より速やかにほぼ完全に吸収され、脳に移行する。
血中濃度の推移は投与経路により異なるが、単回の静注では速やかに最高濃度に達し、半減期2~3時間で急速に低下、48時間後にはきわめて低値になる。一方、筋注および経口投与の場合は、最高濃度に達するまで約2時間を要し、半減期は6~24時間とされている。一般に継続投与では2~3週間で安定期に入るといわれるが、血中濃度の推移には大きな個人差があるためTDMが有用である。
2. 禁忌
昏睡状態、循環虚脱状態の患者、バルビツール酸誘導体麻酔薬等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者、アドレナリンを投与中の患者、フェノチアジン系化合物およびその類似物に対し過敏症の既往歴のある患者には、投与を行わない。
3. 採血時期
次回投与直前(トラフ)。