WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

12392

プレガバリン

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

3~5日

項目
コード
検査項目

12392

プレガバリン

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

μg/mL

3~5日

備考

検体

  • EDTA血漿、ヘパリン血漿も検査可。

参考

  • 主な商品名:リリカ

「薬毒物検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。

容器

容器番号03:汎用容器(分離剤なし)

  • 容量: 5.5mL・9mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 血中薬物濃度
    (血清の場合)

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

日本ペインクリニック学会: 神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン, (改訂第2版), 2016.

検査項目解説

臨床的意義

神経障害性疼痛や線維筋痛症に伴う疼痛に効果を示す薬剤である。腎機能が低下している場合には血中濃度が高くなるので注意が必要である。

1.作用
 プレガバリンは、神経障害性疼痛や線維筋痛症に伴う疼痛に効果を示す薬剤である。

 中枢神経系において、電位依存性カルシウムチャネルのα2δサブユニットに高い親和性で結合し、神経前シナプスにおけるCaイオンの流入を低下させ、グルタミン酸、サブスタンスPなどの興奮性神経伝達物質の放出を抑制することで鎮痛効果を発揮すると考えられている。国内外のガイドラインでは第一選択薬の1つとして位置づけられている。

 健康成人に、プレガバリン50,100,200,250および300 mgを、絶食時に単回経口投与した時、投与後約1時間で最大血中濃度に達し、半減期は約6時間であった。また、健康成人にプレガバリン1回150および300 mgを1日2回7日間反復経口投与した時、投与後24~48時間で定常状態に達した。

 プレガバリンは体内では代謝されずほとんどが尿中に排泄されるため、腎機能が低下している患者では、血中濃度が高くなり副作用が発現しやすくなる恐れがある。適正な投与量の決定および維持、過剰投与による副作用を回避するためにも血中濃度測定は重要と考えられる。

2.禁忌
 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者への投与は禁忌とされている。

【主に用いられる疾患】

線維筋痛症神経障害性疼痛

【副作用】

心不全傾眠めまい

関連疾患

M79.7.2:線維筋痛症 M70-M79:軟部組織の疾患
R52.6:神経障害性疼痛 R50-R69:全身症状・徴候
I50.9.3:心不全 I30-I52:その他の心疾患
R40.0:傾眠 R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
R42.1:めまい R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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