検査項目解説 掲載内容は、2022 年 5 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12392 |
プレガバリン |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mL |
3~5日 |
項目 コード |
検査項目 |
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12392 |
プレガバリン |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
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μg/mL |
3~5日 |
備考
検体
- EDTA血漿、ヘパリン血漿も検査可。
参考
- 主な商品名:リリカ
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
容器
臨床的意義
プレガバリンは神経障害性疼痛や線維筋痛症に伴う疼痛に効果を示す薬剤
プレガバリンは神経障害性疼痛や線維筋痛症に伴う疼痛に効果を示す薬剤である。
中枢神経系において、電位依存性カルシウムチャネルのα2δサブユニットに高い親和性で結合し、神経前シナプスにおけるカルシウムイオンの流入を低下させ、グルタミン酸、サブスタンスPなどの興奮性神経伝達物質の放出を抑制することで鎮痛効果を発揮すると考えられている。国内外のガイドラインでは第一選択薬のひとつとして位置づけられている。
プレガバリンは体内では代謝されずほとんどが尿中に排泄されるため、腎機能が低下している患者では、血中濃度が高くなり副作用が発現しやすくなるおそれがある。適正な投与量の決定および維持、過剰投与による副作用を回避するためにも血中濃度測定は重要と考えられる。
参考文献
日本ペインクリニック学会: 神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン, (改訂第2版), 2016.