WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
『全身症状・徴候』に関連する検査項目
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00115 |
アルブミン |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
改良BCP法 | g/dL 3.8~5.2 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
03841 |
アルブミン |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
ネフェロメトリー法 | mg/dL 3,900~4,900 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
2~3日 |
27629 |
グアナーゼguanase3B125 肝疾患のスクリーニング検査である。肝炎の急性増悪期でASTやALTに先立って上昇し、高値を示す。 |
遠心
|
01 |
冷蔵 |
酵素法 | IU/L 0.4~1.1 |
35 D007 12 生Ⅰ |
4~5日 |
01584 |
フェノバルビタールphenobarbital3L175 催眠・鎮静、抗てんかん作用を持つバルビタール系薬剤であり、肝機能低下で血中半減期が大幅に延長する。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EIA | μg/mL 10~40 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
01588 |
バルプロ酸sodium valproate3L195 頻繁に用いられる抗てんかん剤の一種であり、他の薬剤との併用には注意が必要である。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EIA | μg/mL 50~100 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
03655 |
ガバペンチンgabapentin3L215 GABA誘導体の一種であり、てんかんの部分発作に用いられる。腎不全患者で血中濃度測定が推奨される。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mL |
管理料[470] B001 2イ |
3~5日 |
03918 |
クロバザムclobazam3L145 他剤で効果が十分に認められない場合に併用される抗てんかん剤である。一部の薬剤と相互作用を持つため注意が必要である。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
3週 冷蔵 |
LC-MS/MS | ng/mL クロバザム 30~300 |
管理料[470] B001 2イ |
3~4日 |
25396 |
レベチラセタムlevetiracetam3L230 部分発作に対する主要薬の一種である抗てんかん剤である。神経終末のシナプス小胞蛋白2A(SV2A)との結合で、発作抑制作用を発揮する。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mL 12~46 |
管理料[470] B001 2イ |
3~4日 |
25416 |
トピラマートtopiramate3L225 部分発作に対する併用療法に用いられる抗てんかん剤である。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mL 5~20 |
管理料[470] B001 2イ |
3~4日 |
25722 |
スチリペントールstiripentol3L235 難治性てんかんDravet症候群の発作に対し、クロバザム、バルプロ酸と併用される薬である。種々の薬剤と相互作用があるため血中濃度測定による管理が必要がある。 |
遠心
または
|
14 ↓
02
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mL |
管理料[470] B001 2イ |
3~5日 |
25904 |
ルフィナミドrufinamide3L240 Lennox-Gastaut症候群において他の抗てんかん剤と併用して使用される薬である。薬剤により相互作用が異なるため、血中濃度測定が有用である。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mL |
管理料[470] B001 2イ |
3~5日 |
26735 |
ラコサミドlacosamide3L248 部分発作に有効な抗てんかん剤である。既存の抗てんかん剤とは異なる作用機序を持つ。 |
遠心
または
|
14 ↓
02
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mL |
管理料[470] B001 2イ |
3~4日 |
13441 |
ブリーバラセタム3L253 てんかん患者の部分発作に対して用いる。 |
遠心
または
|
03 ↓
02
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mL |
管理料[470] B001 2イ |
3~5日 |
04585 |
クロチアゼパム心身症、自律神経失調症に用いられるベンゾジアゼピン系の抗不安剤である。連用により薬物依存を生じることがあるので、用量用法には注意が必要である。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL |
4~6日 |
|
04607 |
エスタゾラム不眠症の治療や、麻酔前投薬に用いられるベンゾジアゼピン系催眠剤・抗不安剤である。リトナビルとの併用で血中濃度が上昇する。肝障害や腎障害では排泄が遅延する恐れがある。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL |
4~6日 |
|
04687 |
アルプラゾラム心身症に広く用いられるベンゾジアゼピン系のマイナートランキライザーである。相互に血中濃度の変化が起こるので併用薬剤には注意が必要である。腎障害では排泄が遅延する恐れがある。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL |
4~6日 |
|
26889 |
ゾルピデム非ベンゾジアゼピン系構造を持ち、半減期が短い短期作用型の精神・神経系用薬である。肝機能の低下により作用が強くあらわれる恐れがある。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL |
4~6日 |
|
12901 |
クロザピン3L304 クロザピンは、治療抵抗性統合失調症に有効性を示す抗精神病薬である。血中動態は個人差が大きいため血中濃度が測定される。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | ng/mL |
管理料[470] B001 2イ |
3~4日 |
25515 |
レボメプロマジンlevomepromazine3L315 フェノチアジン系の薬剤である。過剰投与により中枢神経系の抑制や血圧低下、錐体外路症状などが起こる。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL |
4~6日 |
|
03235 |
イミプラミン・デシプラミンimipramine & desipramine3L310 イミプラミンは三環系抗うつ剤の一種である。活性代謝物のデシプラミンを同時測定する。過剰投与により抗コリン作用が主症状として出現する。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL |
4~6日 |
|
01608 |
リドカインlidocaine3L875 期外収縮、発作性頻脈の治療薬である。肝疾患で半減期が延長する。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EMIT | μg/mL 有効治療濃度 1.5~5.0 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
03722 |
アプリンジンaprindine3L855 頻脈性不整脈の治療剤で、他の薬剤に抵抗性を持つ場合にも用いられる。肝臓で代謝されるため肝機能障害では高値となるので注意が必要である。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mL 0.25~1.25 |
管理料[470] B001 2イ |
3~4日 |
04896 |
プロパフェノンpropafenone3L897 Naチャネル遮断薬で、頻脈性不整脈の治療薬である。代謝速度の個人差が大きいため血中濃度測定が有用である。 |
遠心
|
10 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | ng/mL 50~1500 |
管理料[470] B001 2イ |
3~5日 |
08704 |
ピルメノールpirmenol3L899 心室性の頻脈性不整脈治療剤である。腎不全合併例では半減期が延長する。 |
遠心
|
10 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mL 最小有効治療濃度 0.4 |
管理料[470] B001 2イ |
3~6日 |
05717 |
シベンゾリンcibenzoline succinate3L898 抗不整脈剤の一種である。頻脈性不整脈患者で他の抗不整脈剤が使用できない場合か無効の場合に使用される。 |
遠心
|
10 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | ng/mL 70~250 |
管理料[470] B001 2イ |
3~4日 |
05309 |
フレカイニドflecainide3L905 強い作用を持つ頻脈性不整脈の治療剤である。主として肝臓のCYP2D6で代謝され、相互作用に注意を要するため、血中薬物濃度測定が行われる。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | ng/mL 200~1,000 |
管理料[470] B001 2イ |
3~4日 |
25715 |
ソタロールsotalol3L801 比較的重症な心室細動や心室頻拍で経口投与される抗不整脈剤である。用量依存的にQT延長とTorsades de pointesを招きやすいため血中濃度が測定される。 |
遠心
または
|
14 ↓
02
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mL |
管理料[470] B001 2イ |
3~6日 |
01600 |
ジゴキシンdigoxin3L765 代表的なジギタリス性強心配糖体である。特に腎機能が低下した患者で至適投与量を知るために血中濃度を測定する。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EIA | ng/mL 0.5~1.5 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
01610 |
ゲンタマイシンgentamicin3M606 代表的なアミノグリコシド系抗生物質である。排泄は腎機能に依存し、血中濃度測定が重要である。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EMIT | μg/mL グラム陰性菌感染症 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
01611 |
トブラマイシンtobramycin3M602 緑膿菌、変形菌などに有効なアミノグリコシド系抗生物質である。腎障害を来す恐れがあり、血中濃度測定は必要である。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
HEIA | μg/mL グラム陰性菌感染症 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
01612 |
アミカシンamikacin3M601 ゲンタマイシン耐性緑膿菌などに有効なアミノグリコシド系抗生物質である。血中濃度測定で腎毒性、聴神経障害を予防することが可能である。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
KIMS | μg/mL グラム陰性菌感染症 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
04161 |
バンコマイシンvancomycin3M530 MRSAに有効なグリコペプチド系抗生物質である。腎機能障害患者で排泄率が低下するため血中濃度測定が有用である。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | μg/mL 10~15 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
01786 |
テイコプラニンteicoplanin3M532 MRSAに優れた抗菌力を持つグリコペプチド系抗生物質である。腎障害患者や高齢者では血中濃度測定を行い慎重に投与する。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | μg/mL 15~30 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
00369 |
アセトアミノフェンacetaminophen3L005 解熱・鎮痛剤の血中濃度測定である。中枢神経に働き、痛みを緩和し解熱作用も持つ。副作用は少ないとされるが高容量の長期投与には肝障害に注意する必要がある。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
HEIA | μg/mL 中毒域 |
180 D007 47 生Ⅰ |
2~3日 |
27038 |
メサドンmethadone3L695 がん疼痛治療に使用される医療用のオピオイド鎮痛剤である。適量には個人差が大きい。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL |
5~11日 |
|
26783 |
モルヒネmorphine3L700 がん疼痛、咳発作、下痢症状の改善に使用される代表的なオピオイド鎮痛剤である。連用により耐性や依存性があらわれる。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL |
5~11日 |
|
26787 |
オキシコドンがん疼痛症状の改善に使用される医療用のオピオイド鎮痛剤である。過剰投与により呼吸抑制、意識不明、痙攣、錯乱、血圧低下などが起こる。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL |
5~11日 |
|
26788 |
フェンタニルがんや術後の疼痛、麻酔における鎮痛に使用される医療用のオピオイド鎮痛剤である。過剰投与により重篤な換気低下が起こる。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL |
5~11日 |
|
26789 |
コデインcodeine3M005 がん疼痛、咳発作、下痢症状の改善に使用される医療用のオピオイド鎮咳剤である。過剰投与により呼吸抑制、意識不明、痙攣、錯乱、血圧低下などが起こる。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL |
5~11日 |
|
12392 |
プレガバリンpregabalin神経障害性疼痛や線維筋痛症に伴う疼痛に効果を示す薬剤である。腎機能が低下している場合には血中濃度が高くなるので注意が必要である。 |
遠心
または
または
|
03 ↓
02
02
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mL |
3~5日 |
|
02942 |
サリチル酸 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
酵素法 | μg/mL 抗リウマチ薬として |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
12479 |
L-ドーパL-dopa3L555 脳内でドーパミンに転換され、パーキンソン病の症状を改善する薬剤である。血中濃度測定で過剰投与を防止する。 |
冷遠
|
14 ↓ 02 |
凍 |
LC-MS/MS | ng/mL 投与直前(トラフ) |
3~5日 |
|
00368 |
メトトレキサートmethotrexate3M725 白血病や絨毛性疾患、関節リウマチの治療に使われる葉酸代謝拮抗剤である。著明な骨髄抑制と腎毒性があり血中濃度測定が重要である。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
7日 冷蔵 |
EIA | μmol/L 中毒域(大量投与時) |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
26229 |
シロリムスsirolimus3M814 肺リンパ脈管筋腫症(LAM)の治療薬である。CYP3A4を介して代謝されるため併用薬を留意の上、血中濃度測定が推奨される。 |
|
指定容器
07 |
7日 冷蔵 |
LC-MS/MS | ng/mL 投与直前(トラフ) |
管理料[470] B001 2イ |
4~10日 |
12908 |
抗ミュラー管ホルモン |
遠心
|
01 ↓
02 |
6カ月 凍 |
ECLIA | ng/mL |
597 D008 52 生Ⅱ |
2~5日 |
04529 |
エンドトキシン定量 |
開栓厳禁
|
指定容器
51 |
5日 冷蔵凍結不可 |
比濁時間分析法 | pg/mL 5.0 未満 |
229 D012 52 免疫 |
2~3日 |
01141 |
プレアルブミンtransthyretin5C010 肝臓で合成されるタンパク質である。半減期が短いため栄養状態および肝臓のタンパク質合成能把握に有用である。 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
TIA | mg/dL 22~40 |
101 D015 12 免疫 |
2~3日 |
20121 |
IgGサブクラスIgG2IgG25A056 IgGの中でおよそ3割を占めるグロブリンである。IgG2欠損症は小児に多く易感染性により中耳炎や下気道感染を繰り返す。 |
遠心
|
01 |
2週 冷蔵 |
TIA | mg/dL 239~838 |
239 D014 31 免疫 |
2~5日 |
27105 |
aPS/PT抗体 |
遠心
|
01 ↓
02 |
3カ月 凍 |
EIA | units IgG 30.0 以下 |
5~16日 |
|
04613 |
トロンボモジュリン 〈血清〉 |
遠心
|
01 ↓
02 |
4週 凍 |
CLEIA | U/mL 12.1~24.9 |
包括204 D006 27 血液 |
2~5日 |
04613 |
トロンボモジュリン 〈血漿〉 |
遠心
|
15 ↓
02 |
4週 凍 |
CLEIA | U/mL 8.7~22.7 |
包括204 D006 27 血液 |
2~5日 |
27657 |
腫瘍壊死因子-α |
遠心
|
14 ↓ 02 |
凍 |
CLEIA | pg/mL 2.27~11.2 |
||
05070 |
可溶性腫瘍壊死因子レセプター-Ⅰ |
遠心
|
14 ↓ 02 |
凍 |
EIA | pg/mL 434~930 |
||
05071 |
可溶性腫瘍壊死因子レセプター-Ⅱ |
遠心
|
14 ↓ 02 |
凍 |
EIA | pg/mL 1,020~2,120 |