検査項目解説 掲載内容は、2022 年 5 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00971 |
セロトニン (5-HT) 〈血液〉4E065-0000-019-205 |
単独検体
|
14 |
凍 |
LC-MS/MS | ng/mL 52.8~200 |
3~9日 |
項目 コード |
検査項目 |
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00971 |
セロトニン (5-HT) 〈血液〉4E065-0000-019-205 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
単独検体
|
14 |
凍 |
LC-MS/MS |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
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ng/mL 52.8~200 |
3~9日 |
備考
検体
- 必ず専用検体としてご提出ください。
保存
- ガラス管の場合は、プラスチック容器に移してから凍結してください。
臨床的意義
消化管の機能調節や血小板凝集促進作用を持つインドールアミン。カルチノイド症候群の診断に用いられる。
セロトニンはインドールアミンの一種であり、主な作用は下記の通りである。
1. 骨格筋血管を除く血管平滑筋収縮作用
2. 消化管における運動および分泌の調節
3. 血小板凝集作用
このほか、中枢神経系においても神経伝達物質として働く生理活性物質である。
カルチノイド症候群では必要量をはるかに上回る生成があるため、その診断にセロトニンの測定が有用である(代謝経路チャート欄参照)。この際、尿中にセロトニンの代謝産物である5-HIAAも増加する。
【高値を示す病態】
カルチノイド症候群、ダンピング症候群、片頭痛
【低値を示す病態】
錘体外路系疾患、内因性精神病(うつ病、双極性障害)