WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

02995

C-ペプタイド 〈血清〉
(CPR)

4G020-0000-023-051

血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

CLIA

ng/mL

0.6~1.8
(空腹時負荷前)

包括108

D008 13

生Ⅱ

2~3日

項目
コード
検査項目

02995

C-ペプタイド 〈血清〉
(CPR)

4G020-0000-023-051

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

CLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

ng/mL

0.6~1.8
(空腹時負荷前)

包括108

D008 13

生Ⅱ

2~3日

備考

検体

  • 急速凝固採血管による血清は避けてください。

参考

  • チャート参照:透析管理料の対象項目です。
  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:内分泌学的検査/C-ペプチド(CPR)
  • 実施料:包括108
  • 診療報酬区分:D008 13
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

血液および尿の検体を同時に測定した場合は、血液の所定点数のみを算定できます。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

検査項目解説

臨床的意義

インスリンを生成する過程で生じる副産物を測定する検査である。抗インスリン抗体によってインスリン測定が困難な場合に有用である。

 C-ペプタイドは、プロインスリンからインスリンを分解生成する過程に切り離されて生じる副産物である。プロインスリンからなどモルのインスリンとC-ペプタイドが生じ、両者の血中分泌動態には基本的に並行関係が存在することから、C-ペプタイドの測定によってインスリンに代えることができる。特に抗インスリン抗体の存在によってインスリン測定が困難な場合に有用である。

 なお、免疫学的手法にて測定されるC-ペプタイドをCPR(C-peptide immunoreactivity)と呼び、こうした測定系で用いられる抗体は多少なりともプロインスリンに交差反応を示す。通常、膵ランゲルハンス島B細胞から血中に前駆体のまま放出されるプロインスリンはごく微量であり実際上は無視し得るが、高プロインスリン血症を呈する場合は検査値に影響を与える場合がある。

 CPRは尿中にも相当量排泄され、その増減は血中分泌量を反映することが知られている。ここでプロインスリンは尿中にほとんど排泄されないことから、血清を検体とする場合とは異なり尿中CPRでは、ほぼCPRそのものとみなしてよい。

 なお、尿検体では専用保存剤(炭酸ナトリウム主剤)を添加して冷蔵保存しないと、蓄尿中に分解の恐れがある。

【高値を示す疾患】

インスリノーマインスリン自己免疫症候群先端巨大症クッシング症候群肝疾患

【低値を示す疾患】

糖尿病原発性アルドステロン症

関連疾患

D37.7.1:インスリノーマ D37-D48:その他の腫瘍
E16.1.1:インスリン自己免疫症候群 E15-E16:その他の膵内分泌疾患
E22.0.5:先端巨大症 E20-E35:その他の内分泌疾患
E24.9.1:クッシング症候群 E20-E35:その他の内分泌疾患
K70-K77:肝疾患 K70-K77:肝疾患
E14.91:糖尿病 E10-E14:糖尿病
E26.0:原発性アルドステロン症 E20-E35:その他の内分泌疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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