WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

02948

DUPAN-2

5D170-0000-023-023

血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

1週

冷蔵

EIA

U/mL

150 以下

包括118

D009 7

生Ⅱ

3~5日

項目
コード
検査項目

02948

DUPAN-2

5D170-0000-023-023

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

1週

冷蔵

EIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

U/mL

150 以下

包括118

D009 7

生Ⅱ

3~5日

備考

「腫瘍関連検査」分野共通の特記事項

  • [ご参考]「腫瘍関連検査に関する検体検査実施料 注釈」(チャート参照)、「検体検査実施料と悪性腫瘍特異物質治療管理料」(チャート参照)、「腫瘍部位とマーカーの有用性」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:腫瘍マーカー/DUPAN-2
  • 実施料:包括118
  • 診療報酬区分:D009 7
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

竹森康弘, 他: 癌と化療 14, 119, 1987.

検査項目解説

臨床的意義

特に膵癌、胆道癌などで上昇する血中腫瘍マーカーである。ルイス抗原陰性者でも使用可能である。

 DUPAN-2は、Metzgarら(1982年)が膵腺癌由来培養細胞を免疫原として作製したモノクローナル抗体により認識される分子量数百万の巨大糖タンパクで、シアル酸が抗原活性に関与する糖鎖抗原と考えられている。そのエピトープは、血液型関連糖鎖の1つのシアリルLc4である。

 血中DUPAN-2値とLewis血液型は、CA19-9の場合と裏返しの関係にあり、Le抗原陰性者でより高値を示すという。

 DUPAN-2は、膵癌、胆道癌にはとりわけ高い陽性率を示し、これら悪性疾患の診断補助ならびに術後・治療後の経過観察に有用な指標となる。

 なお、DUPAN-2の健常者cut-off値として一般に150 U/mLが用いられているが、良性疾患においてはかなりの偽陽性が認められる。がん特異性を考慮する場合には400 U/mLをより高次のcut-off値として利用することが望ましい。

【高値を示す疾患】

胆のう癌膵癌胃癌肝癌

関連疾患

C23.2:胆のう癌 C15-C26:消化器腫瘍
C25.9.3:膵癌 C15-C26:消化器腫瘍
C16.9.8:胃癌 C15-C26:消化器腫瘍
C22.0.1:肝癌 C15-C26:消化器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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