WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

01152

SCC抗原

5D300-0000-023-051

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

ng/mL

1.5 以下

包括104

D009 4

生Ⅱ

2~3日

項目
コード
検査項目

01152

SCC抗原

5D300-0000-023-051

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

ng/mL

1.5 以下

包括104

D009 4

生Ⅱ

2~3日

備考

検体

  • 唾液による汚染で高値異常を示す場合がありますので、検体の取り扱いに十分ご注意ください。

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

「腫瘍関連検査」分野共通の特記事項

  • [ご参考]「腫瘍関連検査に関する検体検査実施料 注釈」(チャート参照)、「検体検査実施料と悪性腫瘍特異物質治療管理料」(チャート参照)、「腫瘍部位とマーカーの有用性」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:腫瘍マーカー/扁平上皮癌関連抗原(SCC抗原)
  • 実施料:包括104
  • 診療報酬区分:D009 4
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

高木 康, 他: 医学と薬学 52, 413, 2004.

検査項目解説

臨床的意義

子宮頸癌、肺癌、食道癌の他、扁平上皮癌で高値となる腫瘍マーカーである。

 SCC抗原は、子宮頚部扁平上皮癌の肝転移巣より分離・精製された腫瘍関連抗原で、1977年に加藤らが報告したTA-4と共通の抗原性を有する分子量45,000のタンパク質である。

 等電点電気泳動においてSCC抗原は14の亜分画に分けられるが、正常扁平上皮細胞では主に中性分画のみであるのに対してがん細胞では酸性分画が増加するとされている。

 現在その測定に用いられているモノクローナル抗体は酸性分画により強く反応し、がん特異性が高いと考えられる。

 SCC抗原は、子宮頚部、肺、食道、頭頚部、尿路・性器、皮膚などの各扁平上皮癌患者の血中に高頻度に検出されることが報告されており、それらの優れたマーカーとなる。

【高値を示す疾患】

食道癌子宮癌肺癌

関連疾患

C15.9.6:食道癌 C15-C26:消化器腫瘍
C55.1:子宮癌 C51-C58:女性生殖器腫瘍
C34.9.12:肺癌 C30-C39:呼吸器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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