WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00949

CA125

5D100-0000-023-051

血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA

U/mL

35.0 以下

包括140

D009 11

生Ⅱ

2~3日

項目
コード
検査項目

00949

CA125

5D100-0000-023-051

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

12週

冷蔵

CLIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

U/mL

35.0 以下

包括140

D009 11

生Ⅱ

2~3日

備考

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

「腫瘍関連検査」分野共通の特記事項

  • [ご参考]「腫瘍関連検査に関する検体検査実施料 注釈」(チャート参照)、「検体検査実施料と悪性腫瘍特異物質治療管理料」(チャート参照)、「腫瘍部位とマーカーの有用性」(チャート参照)を掲載しています。

診療報酬

  • 保険名称:腫瘍マーカー/CA125
  • 実施料:包括140
  • 診療報酬区分:D009 11
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

梅木尚子, 他: 日臨検自動化会誌 26, 143, 2001.

検査項目解説

臨床的意義

主に卵巣癌に有用な腫瘍マーカーである。子宮内膜症と子宮筋腫の鑑別にも用いられる。

 CA125は、Bastら(1981年)により卵巣漿液性嚢胞腺癌の腹水培養細胞を免疫原として作製されたモノクローナル抗体OC125によって認識される抗原である。胎児と成人の中皮およびミュラー管由来臓器や、成人の卵巣、子宮内膜、腹膜および胸膜に正常でも存在する糖鎖抗原である。

 これら臓器・組織のがんまた炎症性疾患では、CA125の著明な産生増加が認められ、とりわけ漿液性卵巣癌にきわめて高い陽性率を示すことが報告されている。また、その他の婦人科がんあるいは肝胆膵領域のがんにも一定の有用性が認められる。なお、ムチン性の卵巣癌ではCA54/61の測定が有用とされる。

 こうした腫瘍マーカーとしての臨床応用に加えて、CA125は子宮内膜症の診断ならびに治療の側面からも評価されるようになった。子宮内膜症でCA125が高い陽性率を示すことは早くから知られ、子宮筋腫との鑑別および子宮筋腫患者の手術適応決定の指標に応用が可能である。また、Danazol療法による治療経過をよく反映することから、治療効果判定の指標としても有用と思われる。

【高値を示す疾患】

卵巣癌胃癌膵癌肺癌子宮癌

関連疾患

C56.5:卵巣癌 C51-C58:女性生殖器腫瘍
C16.9.8:胃癌 C15-C26:消化器腫瘍
C25.9.3:膵癌 C15-C26:消化器腫瘍
C34.9.12:肺癌 C30-C39:呼吸器腫瘍
C55.1:子宮癌 C51-C58:女性生殖器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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