WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00206

寒冷凝集反応

5E105-0000-023-102

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

赤血球凝集反応

64 未満

11

D014 1

免疫

3~5日

項目
コード
検査項目

00206

寒冷凝集反応

5E105-0000-023-102

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

赤血球凝集反応
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

64 未満

11

D014 1

免疫

3~5日

備考

検体

  • 採血後、速やかに血清分離して保存してください(血清分離までは37℃保存)。

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:自己抗体検査/寒冷凝集反応
  • 実施料:11
  • 診療報酬区分:D014 1
  • 判断料区分:免疫学的検査

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

岩本幸子: 免疫と疾患 6, 335, 1983.

検査項目解説

臨床的意義

冷式の赤血球抗体を検出する検査であるが、マイコプラズマ肺炎でも多クローン性のIgM増加を反映し上昇する。

 寒冷凝集素とは、ヒト血清中に存在し、4 ℃前後の低温で自己の赤血球またはO型赤血球を凝集させる抗体のことをいう。通常はIgMで、赤血球膜表面のIまたはi抗原を認識する。

 本検査は、寒冷凝集素価の測定法で、原発性非定型肺炎(マイコプラズマ肺炎など)の診断に用いられる検査である。

 健常者の凝集素価は低いが、マイコプラズマ肺炎では発病2週間前後より凝集素価は上昇し、6週頃には低下または消失する。それゆえ本症が疑わしいときは、急性期(1週頃)と回復期(3~4週頃)のペア血清で測定し、二管差(4倍)以上の差があれば有意とする。できれば8週以後の血清を調べ凝集素価の低下を見ることが望ましいが、8週以後も凝集素価が高値に留まることもある。陽性率は重症で75~90 %、軽症で30 %といわれ、陰性の場合もこの陽性率を考慮する必要がある。

 また、凝集素価がきわめて高値を示すときは、自己免疫機構による溶血性疾患、あるいは異常な抗血球膜抗体を念頭に置き、クームス試験を実施する。

【高値を示す疾患】

マイコプラズマ肺炎多発性骨髄腫自己免疫性溶血性貧血肝硬変症

関連疾患

J15.7.1:マイコプラズマ肺炎 J09-J18:インフルエンザ・肺炎
C90.0.5:多発性骨髄腫 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
D59.1.4:自己免疫性溶血性貧血 D55-D59:溶血性貧血
K74.6.13:肝硬変症 K70-K77:肝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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