WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

25960

抗ds DNA抗体IgG

5G036-0000-023-052

血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

CLEIA

IU/mL

12.0 以下

163

D014 17

免疫

2~3日

項目
コード
検査項目

25960

抗ds DNA抗体IgG

5G036-0000-023-052

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

CLEIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

IU/mL

12.0 以下

163

D014 17

免疫

2~3日

診療報酬

  • 保険名称:自己抗体検査/抗DNA抗体定量
  • 実施料:163
  • 診療報酬区分:D014 17
  • 判断料区分:免疫学的検査

実施料は、「抗DNA抗体(定量)」として一連の算定となります。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

西山 進, 他: 医学と薬学 69, (4), 689, 2013.
礒田健太郎, 他: 医学と薬学 70, (1), 119, 2013.

検査項目解説

臨床的意義

2本鎖DNAに対する抗体をクラス別に測定する検査である。IgG型はSLEの活動性と相関する。

 抗DNA抗体には、二本鎖DNAに反応する抗体(double-stranded:ds)と、一本鎖DNAのみと反応する抗体(single-stranded:ss)に大別される。抗DNA抗体は膠原病、特に全身性エリテマトーデス(SLE)の診断に測定される。

 このうち一本鎖DNAと反応する抗ss DNA抗体は、SLE以外の自己免疫疾患でも陽性になることがあり、SLE診断上の臨床的有用性は低い。これに対し抗ds DNA抗体はSLEに特異性が高い。

 一般に二本鎖DNA自体は免疫原性が低いため、抗体を作ることはない。しかし、SLE患者の血中に存在する多様な抗原決定基に対するポリクローナルな抗体には、二本鎖DNAに対する抗ds DNA抗体も含まれている。

 IgGクラスの抗二本鎖DNA抗体は活動期SLEに特異的に出現し、治療効果も反映する。抗ds DNA抗体価はSLEの疾患活動性を反映し、パラレルに変動するため治療効果の指標として大変有用であり、IgGクラスの抗体測定のみ健康保険が適用されている。

【高値を示す疾患】

全身性エリテマトーデスループス腎炎

備考

  • チャート参照:膠原病にみられる特徴的な検査所見

関連疾患

M32.9.3:全身性エリテマトーデス M30-M36:全身性結合組織疾患
N08.5.1:ループス腎炎 N00-N08:糸球体疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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