検査項目解説 掲載内容は、2022 年 5 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
25961 |
抗ss DNA抗体IgG5G026-0000-023-052 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
CLEIA | AU/mL 25.0 以下 |
163 D014 17 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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25961 |
抗ss DNA抗体IgG5G026-0000-023-052 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
CLEIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
AU/mL 25.0 以下 |
163 D014 17 免疫 |
2~3日 |
診療報酬
- 保険名称:自己抗体検査/抗DNA抗体定量
- 実施料:163
- 診療報酬区分:D014 17
- 判断料区分:免疫学的検査
実施料は、「抗DNA抗体(定量)」として一連の算定となります。
臨床的意義
1本鎖DNAに対する抗体をクラス別に測定する検査。IgGはSLE、IgMはリウマチ性疾患で高値に。
間接蛍光抗体法による抗核抗体(Anti-Nuclear Antibody; ANA)検査で核の周辺が染色される辺縁型(pheripheral)の特異蛍光を示す場合は、抗DNA抗体が陽性であることが多いとされている。
抗DNA抗体は2本鎖DNAに対する抗体(double-stranded DNA Antibody; Anti-ds DNA Ab)と1本鎖DNAに対する抗体(single-stranded DNA Antibody; Anti-ss DNA Ab)が知られている。
このうち、ループス腎炎など全身性エリテマトーデス(SLE)の病態をよく反映しているのはIgG型の抗ds-DNA抗体であるとされ、抗ss-DNA抗体陽性のSLE患者では、むしろ軽症の臨床経過をとる傾向があるとされている。また、抗ds-DNA抗体陰性のSLE患者にも本抗体が検出されることがある。
【高値を示す病態】
全身性エリテマトーデス(SLE)、全身性進行性強皮症(PSS)、混合結合組織病(MCTD)、シェーグレン症候群、Overlap症候群 など
参考文献
西山 進, 他: 医学と薬学 69, (4), 689, 2013.
礒田健太郎, 他: 医学と薬学 70, (1), 119, 2013.