WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

30254

抗SS-B抗体
(抗SS-B/La抗体)

5G077-0000-023-052

血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

CLEIA

U/mL

10.0 未満

包括158

D014 15

免疫

2~3日

項目
コード
検査項目

30254

抗SS-B抗体
(抗SS-B/La抗体)

5G077-0000-023-052

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.4

 

 

 

01

 

 

4週

冷蔵

CLEIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

U/mL

10.0 未満

包括158

D014 15

免疫

2~3日

診療報酬

  • 保険名称:自己抗体検査/抗SS-B/La抗体定量
  • 実施料:包括158
  • 診療報酬区分:D014 15
  • 判断料区分:免疫学的検査

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

西山 進, 他: 医学と薬学 68, (2), 345, 2012.

検査項目解説

臨床的意義

抗SS-A抗体、抗SS-B抗体ともシェーグレン症候群で高値となる自己抗体である。A抗体は他の膠原病でも高頻度で検出され、B抗体はシェーグレン症候群に対して特異性が高い。

 抗SS-A抗体、抗SS-B抗体のSSはシェーグレン症候群の名称に由来する。この両抗体は、免疫学的にはそれぞれ独立したものであるが、同一患者に併存してみられる場合が多い。

 シェーグレン症候群は、唾液腺や涙腺などの外分泌腺の炎症や機能不全、機能低下で始まる自己免疫疾患で、眼球乾燥、口内乾燥で発症し、全身の外分泌機能の低下が起こり、尿細管アシドーシスを併発する。

 一般に抗SS-A抗体の方が抗SS-B抗体より高頻度に検出され、抗体価も高い場合が多い。また、抗SS-B抗体は単独で陽性になることは少なく、抗SS-A抗体を併存する場合が多い。抗SS-A抗体は自己抗体の中で最も多く検出される抗体のひとつで、シェーグレン症候群以外でも関節リウマチやSLEなどのさまざまな自己免疫疾患で陽性を示すことがある。一方、抗SS-B抗体はシェーグレン症候群に特異的である。

 また、新生児ループスを発症した胎児を出産した母体の血中には抗SS-A抗体が高頻度に検出されるといわれている。

【高値を示す疾患】

シェーグレン症候群全身性エリテマトーデス混合性結合組織病

備考

  • チャート参照:膠原病にみられる特徴的な検査所見

関連疾患

M35.0.1:シェーグレン症候群 M30-M36:全身性結合組織疾患
M32.9.3:全身性エリテマトーデス M30-M36:全身性結合組織疾患
M35.1.3:混合性結合組織病 M30-M36:全身性結合組織疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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