WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

05077

曜日指定倫理対象先天依頼書

高精度分染法

8B200-0000-019-417

開栓厳禁

ヘパリン加血液
3

 

10

 

冷蔵

分染法417

2553+397

D006-5 2

遺染

14~21日

項目
コード
検査項目

05077

曜日指定倫理対象先天依頼書

高精度分染法

8B200-0000-019-417

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

開栓厳禁

ヘパリン加血液
3

 

10

 

冷蔵

分染法417
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

2553+397

D006-5 2

遺染

14~21日

備考

項目

  • 受付曜日:月~金曜日(休日は受付不可)
  • 検査に当たり、被検者へ十分な説明を行ってください。被検者ご自身の承諾が文書で得られた場合にのみ、検査を受託します。依頼書の被検者名はプライバシー保護のため、匿名化を推奨します。また、必要に応じて検査前後の被検者への十分なカウンセリングを併せてお願いします。
  • 最初にG分染法を実施し、より詳細な解析を必要とする場合にQ分染法、R分染法、C分染法、高精度分染法をご依頼ください。

依頼

  • 高精度分染法については、目的とする染色体領域が特定されている場合にのみ検査を受託します。依頼書に標的染色体領域を明記してください。
  • 『遺伝学的検査依頼書【先天異常 染色体検査】』をご利用ください。

検体

  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。

日数

  • 判定に当たり精査が必要な場合は、さらに10日前後報告日数が延長となります。

「染色体検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]その他の材料でご提出の場合には、記載の所要日数以内にご報告できない場合がありますのでご了承ください。
    [お願い]「染色体検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。

診療報酬

  • 保険名称:染色体検査(全ての費用を含む。)/その他の場合+分染法加算
  • 実施料:2553+397
  • 診療報酬区分:D006-5 2
  • 判断料区分:遺伝子関連・染色体検査

分染法で実施しますので、所定点数の加算ができます。

容器

容器番号10:ヘパリン容器

  • 採取量: 4mL・9mL
  • 添加剤: ヘパリンNa
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: アミノ酸分析,
    微量金属,
    染色体検査

参考文献

福島義光, 井上信男: 臨床検査 28, 759, 1984.
寺島 寛: 病理形態検査(臨床検査技術全書8), 456, 医学書院, 東京, 1978.

検査項目解説

臨床的意義

細胞分裂初期の染色体上にある微細なバンドを検出する検査である。染色体構造異常や切断点の同定に有用である。

 高精度分染法は、患者から採取したリンパ球を用いて、染色体の異常を調べる検査である。

 細胞分裂初期(前期~前中期)において、細長い染色体上にみられる微細なバンドを検出し、精度の高いバンド解析を行う検査を、高精度分染法という。

 通常の手法で作成された染色体標本では、分裂初期の細胞が含まれる割合は非常に少ない(通常2~3 %以下)。しかし、染色体分析には細胞分裂像が必要なため、分裂初期の細胞を積極的に集める手法が考案されている。大別して、細胞周期の同調培養を利用する方法と、分裂期における染色体凝縮の過程を抑制させる方法である。前者にはメソトレキセートや過剰チミジンなどを同調剤として使い、後者では染色体凝縮抑制剤としてエチジウムブロマイドを用いる方法が普及している。

 高精度分染法による解析は、G分染法よりも微細な欠失、重複、挿入など、構造異常染色体や切断点の同定に必須の検査である。また、遺伝子/DNAの染色体上へのマッピングに適用されることも多くなっている。

【異常を示す疾患】

染色体異常

関連疾患

Q99.9.2:染色体異常 Q90-Q99:先天性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

フリーワード検索

複数ワードはスペース区切り:
ページトップへ

記載内容について