検査項目解説 掲載内容は、2022 年 5 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00541 |
好酸球数2A090-0000-019-309 |
|
13 |
冷蔵凍結不可 |
自動血球分析装置使用(フローサイトメトリー法)鏡検間接法 | /μL 50~590 |
17 D005 4 血液 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00541 |
好酸球数2A090-0000-019-309 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
13 |
冷蔵凍結不可 |
自動血球分析装置使用(フローサイトメトリー法)鏡検間接法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
/μL 50~590 |
17 D005 4 血液 |
2~3日 |
備考
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:血液形態・機能検査/好酸球数
- 実施料:17
- 診療報酬区分:D005 4
- 判断料区分:血液学的検査
同一検体で「好酸球数」および「白血球像」を行った場合は、主たる検査の所定点数のみ算定できます。
容器
臨床的意義
Ⅰ型アレルギーで炎症細胞の一つとして増加する白血球。寄生虫感染でも増加することが知られている。
好酸球増多を示す疾患は多岐にわたっている。まず好酸球はⅠ型アレルギー反応で重要な炎症細胞の一つであると認識されている。また、消化管や皮膚、肺などの寄生虫感染でも好酸球増多をみる。
肺好酸球増多症(PIE症候群)もアレルギーの関与が推定されている。さらに、膠原病およびそれに類似する疾患としては結節性動脈周囲炎・播種性好酸球性膠原病、血液疾患として好酸球性白血病、消化器疾患としてはアレルギー性胃炎等が挙げられる。好酸球はACTH副腎皮質ステロイドの投与により減少することから、これらの薬剤の使用の有無も考慮して数値を解釈する必要がある。
【高値を示す病態】
アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、寄生虫感染症、肺好酸球増加症(PIE症候群)、Hodgkin病、Wegener肉芽腫症、好酸球性肉芽腫症(木村病)、好酸球性白血病、慢性骨髄性白血病、アジソン病、甲状腺機能亢進症
【低値を示す病態】
クッシング症候群、無顆粒球症、再生不良性貧血、悪性貧血、急性白血病