WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
『その他の血液疾患』に関連する検査項目
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00054 |
総鉄結合能 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
比色法 | μg/dL M 270~425 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
00117 |
不飽和鉄結合能 |
遠心
|
01 |
12週 冷蔵 |
比色法 | μg/dL M 140~330 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
01585 |
フェニトインphenytoin3L185 ヒダントイン系の代表的な抗てんかん剤であり、血中濃度測定で歯肉増殖などの副作用の予防が可能である。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EIA | μg/mL 成人・小児 10~20 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
01586 |
カルバマゼピンcarbamazepine3L115 てんかん、双極性障害、統合失調症の治療薬であり、血中半減期は個人差、薬剤間の銘柄差が大きく、併用薬剤によって代謝が遅延する。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EIA | μg/mL 4~12 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
03840 |
ゾニサミドzonisamide3L210 主として肝臓で代謝されるベンゾイソキサゾール系抗てんかん剤である。肝障害時の投与量調節や服薬コンプライアンスを把握する目的で血中濃度測定が行われる。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
ラテックス凝集法 | μg/mL 10~30 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
25415 |
ラモトリギンlamotrigine3L220 小児にも投与可能な抗てんかん剤である。併用薬の影響を受け、腎不全で蓄積するため血中濃度測定が行われる。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mL 2.5~15 |
管理料[470] B001 2イ |
3~4日 |
25722 |
スチリペントールstiripentol3L235 難治性てんかんDravet症候群の発作に対し、クロバザム、バルプロ酸と併用される薬である。種々の薬剤と相互作用があるため血中濃度測定による管理が必要がある。 |
遠心
または
|
14 ↓
02
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mL |
管理料[470] B001 2イ |
3~5日 |
04607 |
エスタゾラム不眠症の治療や、麻酔前投薬に用いられるベンゾジアゼピン系催眠剤・抗不安剤である。リトナビルとの併用で血中濃度が上昇する。肝障害や腎障害では排泄が遅延する恐れがある。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL |
4~6日 |
|
12901 |
クロザピン3L304 クロザピンは、治療抵抗性統合失調症に有効性を示す抗精神病薬である。血中動態は個人差が大きいため血中濃度が測定される。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | ng/mL |
管理料[470] B001 2イ |
3~4日 |
01167 |
ジソピラミドdisopyramide3L865 心筋に直接作用する抗不整脈剤である。特に腎機能障害患者での中毒予防に血中濃度を測定する。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EIA | μg/mL 2~5 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
04161 |
バンコマイシンvancomycin3M530 MRSAに有効なグリコペプチド系抗生物質である。腎機能障害患者で排泄率が低下するため血中濃度測定が有用である。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | μg/mL 10~15 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
01786 |
テイコプラニンteicoplanin3M532 MRSAに優れた抗菌力を持つグリコペプチド系抗生物質である。腎障害患者や高齢者では血中濃度測定を行い慎重に投与する。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | μg/mL 15~30 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
00369 |
アセトアミノフェンacetaminophen3L005 解熱・鎮痛剤の血中濃度測定である。中枢神経に働き、痛みを緩和し解熱作用も持つ。副作用は少ないとされるが高容量の長期投与には肝障害に注意する必要がある。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
HEIA | μg/mL 中毒域 |
180 D007 47 生Ⅰ |
2~3日 |
00368 |
メトトレキサートmethotrexate3M725 白血病や絨毛性疾患、関節リウマチの治療に使われる葉酸代謝拮抗剤である。著明な骨髄抑制と腎毒性があり血中濃度測定が重要である。 |
遠心
|
03 ↓
02 |
7日 冷蔵 |
EIA | μmol/L 中毒域(大量投与時) |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
25717 |
イマチニブimatinib3M750 チロシンキナーゼを阻害する抗がん剤である。CMLや一部のALL、GISTの治療に用いられる。腫瘍崩壊症候群に注意し、血清中電解質濃度および腎機能検査を行う。 |
遠心
または
|
14 ↓
02
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | ng/mL |
管理料[470] B001 2イ |
3~6日 |
25787 |
エベロリムスeverolimus3M815 心臓・腎臓などの臓器移植に用いられる免疫抑制剤である。抗がん剤として用いられる場合もある。 |
|
指定容器
07 |
7日 冷蔵 |
ECLIA | ng/mL 免疫抑制剤としてシクロスポリンと |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
25716 |
ミコフェノール酸mycophenolate mofetil3M816 臓器移植後の拒絶反応を抑制する免疫抑制剤である。代謝速度に個人差が大きい上、血中濃度は腎不全で上昇し併用薬によっては低下するため血中濃度測定が行われる。 |
遠心
または
|
14 ↓
02
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mL |
管理料[470] B001 2イ |
3~4日 |
26627 |
エリスロポエチン |
遠心
|
01 ↓
02 |
28日 冷蔵 |
CLEIA | mIU/mL 4.2~23.7 |
包括209 D008 41 生Ⅱ |
2~3日 |
07537 |
好中球殺菌能neutrophil bacteriocidal capacity5I990 好中球の活性酸素産生能を測定する検査である。活性酸素産生能の低下は反復する細菌感染症の原因となる。 |
|
10 |
24時間 常温 |
フローサイトメトリー法 | % 93~97 |
2~3日 |
|
09532 |
FIP1L1::PDGFRA [4q12欠失解析]del(4q12) : FIP1L1-PDGFRA fusion8B345 好酸球増多症候群でみられる4q12の欠失、挿入をFISH法により調べる検査である。 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2477 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
|
45152 |
PDGFRB [5q32転座解析]t(5q33) : PDGFRB8B357 好酸球増加症にみられるPDGFRB遺伝子の転座をFISH法により調べる検査である。 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2477 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
|
45587 |
FGFR1 [8p11.2転座解析]t(8p12):FGFR18B386 FGFR1遺伝子の再構成をFISH法により調べる検査である。治療法の選択に有用である。 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 2477 D006-5 1 遺染 |
5~7日 |
|
45607 |
FIP1L1::PDGFRA融合遺伝子解析del(4q12) : FIP1L1-PDGFRA fusion8B345 HESやCELでみられるFIP1L1::PDGFRA融合遺伝子をFISH法により調べる検査である。 |
開栓厳禁
または
または
|
10
指定容器 22
|
冷蔵
冷蔵
冷蔵 |
FISH法 | 3105 D006-11 遺染 |
5~7日 |
|
00501 |
白血球数 |
|
13 |
冷蔵凍結不可 |
フローサイトメトリー法 | /μL 3,300~9,000 |
21 D005 5 血液 |
1~2日 |
00502 |
赤血球数 |
|
13 |
冷蔵凍結不可 |
電気抵抗検出法 | ×104/μL M 430~570 |
21 D005 5 血液 |
1~2日 |
00503 |
ヘモグロビン |
|
13 |
冷蔵凍結不可 |
SLS-Hb法 | g/dL M 13.5~17.5 |
21 D005 5 血液 |
1~2日 |
00504 |
ヘマトクリット |
|
13 |
冷蔵凍結不可 |
赤血球パルス波高値検出法 | % M 39.7~52.4 |
21 D005 5 血液 |
1~2日 |
00554 |
血小板数 |
|
13 |
冷蔵凍結不可 |
電気抵抗検出法 | ×104/μL 14.0~34.0 |
21 D005 5 血液 |
1~2日 |
00505 |
平均赤血球容積 |
|
13 |
冷蔵凍結不可 |
電気抵抗検出法 | fL 85~102 |
1~2日 |
|
00506 |
平均赤血球血色素量 |
|
13 |
冷蔵凍結不可 |
電気抵抗検出法 | pg 28.0~34.0 |
1~2日 |
|
00507 |
平均赤血球血色素濃度 |
|
13 |
冷蔵凍結不可 |
電気抵抗検出法 | % 30.2~35.1 |
1~2日 |
|
00541 |
好酸球数eosinophil count2A090 アレルギー疾患において増加する好酸性の白血球の数を調べる検査である。寄生虫感染でも増加することが知られている。 |
|
13 |
冷蔵凍結不可 |
自動血球分析装置使用(フローサイトメトリー法)鏡検間接法 | /μL 50~590 |
17 D005 4 血液 |
2~3日 |
00553 |
骨髄像 |
|
20 |
常温 |
ライト・ギムザ染色 | 788 D005 14 血液 |
7~14日 |
|
01306 |
血液塗抹標本 ALP染色leukocyte alkaline phosphatase stain2A180 末梢血の塗抹標本を用いてALP染色し、NAPスコアを算出する検査である。成熟好中球で陽性となりCMLで低値をとる。 |
|
20 |
常温 |
朝長法 | 各37加算 D005 6注 血液 |
2~4日 |
|
07422 |
顆粒球コロニー刺激因子 |
遠心
|
14 ↓ 02 |
凍 |
EIA | pg/mL 10.5~57.5 |