検査項目解説 掲載内容は、2022 年 5 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00772 |
pH[髄液検査]1C025-0000-041-901 |
|
27 |
冷蔵 |
試験紙法 | 7.4~7.6 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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00772 |
pH[髄液検査]1C025-0000-041-901 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
27 |
冷蔵 |
試験紙法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
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7.4~7.6 |
2~3日 |
備考
「髄液検査」中分類共通の特記事項
- 「髄液検査」を「微生物学検査(髄膜炎菌)」と併せてご依頼の場合、検体は常温にてご提出ください。
臨床的意義
動脈血に比べ、ややアルカリ寄り。飢餓状態で低下。
髄液は脳室および脊髄腔にある水様透明な液体で中枢神経の保護とその代謝に重要な働きをしている。脳室の上皮細胞で血液が濾過されて生成されるため、そのpHは血液成分とほぼ並行する。
日本脳炎では肝における脂質代謝が障害を受けるため、ケトン体が体内に増加し、髄液中にも増量するためpHが低下する。
また、髄膜炎や脳出血により飢餓状態が続く場合も、ケトアシドーシスにともない発病2週目ごろよりpHが低下する。
【高値を示す病態】
高値側の臨床的意義は少ない
【低値を示す病態】
日本脳炎、飢餓状態 など