検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年11月1日時点の情報です。

分野別:
入力コード 00746  統一コード 3B330 
項目名 NAG
N-acetyl-beta-D-glucosaminidase
実施料
41
判断料区分 尿便 
健康保険名称  尿中特殊物質定性定量検査/N-アセチルグルコサミニダーゼ(NAG)(尿) 
検査方法
人工基質MPT法
検査材料
尿
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 尿 0.5
25
冷蔵
検査材料備考

※pH4.0以下の酸性尿、あるいはpH8.0以上のアルカリ尿では測定値が低下する場合があります。

報告所要日数
2~3日
基準値(単位)  
U/L

11.5 以下

臨床的
意義 
前立腺と腎に含まれる加水分解酵素。 尿細管障害の早期発見、腎移植後の経過観察や上部尿路感染の指標。
   NAGは分子量が11.2~12.6万と推定されるライソゾーム中に含まれる加水分解酵素で、非還元性の2-アセトアミド-2-デオキシ-β-D-グルコース残基に作用するグルコシダーゼの一種である。

 前立腺と腎、特に近位尿細管に多く含まれている。NAGの分子量は比較的大きいため、血清中のNAGは通常尿中にはほとんど排泄されない。

 NAGは腎尿細管や糸球体障害で尿中に出現し、とくに尿細管障害の軽い時期、すなわち試験紙法で尿蛋白が陰性の時期から尿中に逸脱するといわれているため、腎病変の早期発見に有用である。また、鎮痛剤など薬物による腎障害、腎移植後の経過観察や上部尿路感染の指標としても用いられる。

 pH8以上のアルカリ尿、およびpH4以下の酸性尿でNAGは失活し、見かけ上低値になる。また、室温保存でも1~2日で活性が半減するので、冷蔵または冷凍保存が必要である。

 なお、尿中NAG活性は朝高く、日中から夜間にかけて低くなる傾向がある。このため冷暗所に24時間蓄尿するか早朝尿で測定することが望ましい。

【高値を示す病態】
 ネフローゼ症候群、急性腎不全、糸球体腎炎、糖尿病性腎症、薬物による腎障害、間質性腎炎、有機溶媒・重金属中毒による腎障害
(精液混入で高値を示すことがある)
【低値を示す病態】
 低値側の臨床的意義は少ない
関連項目 クレアチニン (CRE), 尿酸 (UA), 尿素窒素 (UN) (BUN), シスタチンC, 尿中アルブミン, 尿中アルブミン 〈クレアチニン補正〉, β2マイクログロブリン 〈血清〉, β2マイクログロブリン 〈尿〉, 尿中トランスフェリン, 尿中Ⅳ型コラーゲン, 蛋白定量[尿検査],
 

※総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

容  器 
提出容器

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