検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年11月1日時点の情報です。

入力コード 26719  統一コード 5C210 
項目名 KL-6
KL-6
実施料
114
判断料区分 生Ⅰ 
健康保険名称  血液化学検査/KL-6 
検査方法
CLEIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.4
01
冷蔵
報告所要日数
2~3日
基準値(単位)  
U/mL

500 未満

臨床的
意義 
間質性肺炎で血中に上昇するマーカー。Ⅱ型肺胞上皮細胞に由来する糖蛋白。
   KL-6は、同名のモノクローナル抗体により認識される、シアル酸をもつ高分子糖蛋白である。このシアル化糖蛋白は呼吸器系の上皮細胞、とりわけⅡ型肺胞上皮細胞に多量に発現し、肺のCluster分類において“Cluster 9(ムチンのMUC1)”に分類される抗原の一種であることが明らかになっている。

 肺胞上皮が冒される間質性肺炎の患者では、血清KL-6が健常者や他の呼吸器系疾患よりも著明に高値を示す。このため従来特異的な血清マーカーに乏しかった間質性肺炎や肺線維症に高い診断的有用性が認められている。さらに、活動性の間質性肺炎症例で、非活動性症例に比較して有意に高値を示し、治療開始後も病勢を反映して変動する。

 以上の知見より、血清KL-6の測定は、肺の線維化を特徴とする病変の鑑別や、間質性肺炎の病勢把握を目的に測定される。すなわちKL-6は、
 1. 間質性肺炎と他疾患との鑑別
 2. 間質性肺炎の病勢把握(活動性と非活動性の鑑別)
 3. 間質性肺炎の治療経過観察
に有用な指標と考えられている。

【高値を示す病態】
 間質性肺炎、肺線維症、過敏性肺臓炎
【低値を示す病態】
 低値側の臨床的意義は少ない
関連項目 α1アンチトリプシン (α1AT), CRP 《定性》,
算定備考

「KL-6」、「SP-A」および「SP-D」のうち、いずれか複数を実施した場合は、主たる項目のみ算定できます。

容  器 
提出容器

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