検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年7月1日時点の情報です。

入力コード 01590  統一コード 3L205 
項目名 トリメタジオン
Trimethadione
実施料
管理料[470]
判断料区分  
健康保険名称  特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1 
検査方法
LC-MS/MS
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.5
03 → 02
凍結
報告所要日数
4~10日
有効治療濃度  
μg/mL

300~500

臨床的
意義 
小発作などに用いられる抗てんかん剤の血中濃度測定。
  1. 作用
 フェニトインと対照的な抗けいれん作用をもつ薬剤である。フェニトインでほとんど効能が認められないペンテトラゾールけいれんに対する拮抗作用が強い反面、フェニトインが奏効する最大電撃けいれんには大量に投与しないと効果がみられない。また、脊髄におけるpost-tetanic potentiation(PTP)減少作用もみられない。

 大部分が体内で脱メチル化されて活性代謝物であるジメタジオンに転換される。イヌにおいて、1回静注後のトリメタジオンの半減期は約8時間である。代謝物であるジメタジオンの血中濃度は、投与後約4~6時間でトリメタジオンの濃度を上回り、24~36時間後にピークを迎え、約60時間の半減期で消失する。

 測定対象物は活性代謝物であるジメタジオンである。

2. 禁忌
 本剤に対して過敏症の既往歴のある患者、妊婦または妊娠している可能性のある婦人、重篤な肝障害・腎障害のある患者、重篤な血液障害のある患者、網膜・視神経障害のある患者には投与を行わない。

3. 採血時期
 次回投与直前(トラフ)。

 半減期が長いため、随時採血も可能であるが、比較のため定刻を守る方が望ましい。

【主に用いられる疾患】
 定型欠神発作(小発作)、小型(運動)発作、ミオクロニー発作、失立(無動)発作、点頭てんかん(BNSけいれん等)
【副作用】
 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson Syndrome)、中毒性表皮壊死症、SLE様症状、再生不良性貧血、汎血球減少、筋無力症 など
関連項目 フェノバルビタール, プリミドン, フェニトイン, カルバマゼピン, バルプロ酸, エトスクシミド, クロナゼパム, ニトラゼパム, ジアゼパム, ゾニサミド, クロバザム,
 

※活性代謝物であるジメタジオンを測定します。

※チャート参照:特定薬剤治療管理料

※主な商品名:ミノアレ

チャート 

主な薬物検査の採血時期

特定薬剤治療管理料

容  器  
採取容器
提出容器

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