検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年11月1日時点の情報です。

入力コード 04606  統一コード 3L486 
項目名 ミダゾラム
midazolam
実施料
未収載
判断料区分  
検査方法
LC-MS/MS
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 1
03 → 02
凍結
報告所要日数
4~6日
 
ng/mL
臨床的
意義 
ベンゾジアゼピン系の催眠鎮静導入剤。麻酔前投薬や全身麻酔の導入及び維持などに用いられる。
  1. 作用
 ミダゾラム(C18H13ClFN3)はベンゾジアゼピン系の催眠鎮静導入剤である。他のベンゾジアゼピン系の薬物と同様の作用を持つがその作用発現は早く、持続時間は短い。作用機序はGABA(γ-アミノ酪酸)ニューロンのシナプス後膜に存在するベンゾジアゼピンレセプターに高い親和性で結合することによりGABA親和性を増大させGABAニューロンの作用を増大させることによると考えられている。なお、その親和性はジアゼパムの約2倍である。

 リトナビルやサキナビル、アンプレナビルなどのHIVプロテアーゼ阻害剤やエファビレンツなどのHIV逆転写酵素阻害剤などと併用するとミダゾラムの血中濃度を上昇させる。これは薬物代謝酵素であるCYP3A4に対する競合的阻害作用によるものと考えられている。

 副作用として大量の連用により依存性を生ずることがあり、投与量の急激な減少や中止により痙攣発作や譫妄、不眠などが現れることがある。また、無呼吸、呼吸抑制、舌根沈下やアナフィラキシーショック、心疾患患者においては心室頻拍、心室性頻脈を生ずることがあるので注意する。妊婦、または妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。

2. 禁忌
 本剤の成分またはベンゾジアゼピン系化合物に対し過敏症の既往歴のある患者、急性狭隅角緑内障の患者、重症筋無力症の患者、HIVプロテアーゼ阻害剤やHIV逆転写酵素阻害剤を投与中の患者、ショックの患者、昏睡の患者、バイタルサインの抑制がみられる急性アルコール中毒の患者には投与しない。

【主に用いられる疾患】
 麻酔前投薬や全身麻酔の導入および維持、集中治療における人工呼吸中の鎮静
関連項目 クロチアゼパム, フルニトラゼパム, エスタゾラム, アルプラゾラム, ブロチゾラム, ベンゾジアゼピンスクリーニング,
 

※主な商品名:ドルミカム、ミダゾラム

容  器  
採取容器
提出容器

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