検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年7月1日時点の情報です。

入力コード 01803  統一コード 5D010 
項目名 癌胎児性抗原 (CEA)
carcinoembryonic antigen
実施料
包括102
判断料区分 生Ⅱ 
健康保険名称  腫瘍マーカー/癌胎児性抗原(CEA) 
検査方法
CLIA
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.3
01
冷蔵
検査材料備考

※唾液による汚染で高値異常を示す場合がありますので、検体の取り扱いに十分ご注意ください。

報告所要日数
2~3日
基準値(単位)  
ng/mL

5.0 以下

臨床的
意義 
消化管の悪性腫瘍を中心に、もっとも汎用的に用いられる血中腫瘍マーカー。
   癌胎児性抗原(CEA)は、1965年にGoldらにより結腸癌と胎児結腸粘膜組織に共通して存在する抗原物質として発見された糖蛋白であり、今日もっともよく用いられている腫瘍マーカーの一つである。

 大腸癌をはじめとする消化器癌、膵癌、肺癌などのさまざまな臓器由来の癌に幅広く出現するため、その診断補助および術後・治療後の経過観察の指標として有用性が認められている。また、大腸癌や胃癌における術前CEA高値例では有意に再発率が高いとされ、予後の予測にも有用とされる。

 なお、CEAについては、近年遺伝子クローニングの成功によってその一次構造が解明され、免疫グロブリン・スーパーファミリーに属することが明らかになった。さらに、CEAが細胞接着分子としての機能を有することや癌細胞の転移に促進的に働くことが報告されている。

 今日、CEAを胎児性蛋白の範疇に留めることは困難になっており、その癌特異性の由来について新たな観点が求められつつある。

 なお、高齢者や喫煙者では若干高値をとる傾向がみられる。

【高値を示す病態】
 大腸癌、胃癌、肺癌、転移性肝癌、胆道癌、食道癌、乳癌、子宮癌、慢性肝炎、肝硬変、閉塞性黄疸、胆石症、消化管潰瘍
関連項目 組織ポリペプチド抗原 (TPA), 塩基性フェトプロテイン (BFP),
 

※総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

チャート 

腫瘍部位とマーカーの有用性

腫瘍マーカー値の生理的変動因子

容  器 
提出容器

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